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2007.06.07
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黄色い花

最近はゲームをはじめ、ますます3次元グラフィクスの世界が
より高度でリアルになってきている。
アメリカでは先日紹介したセカンドライフがその代名詞らしいが
その日本版とも言えるバーチャルな世界ができたと新聞で報道されていた。

PCの世界はもちろん我々の4駆業界のフォトグラファーの方々と
話をしていてもデジタルが当たり前で、今時銀塩を使う画像は
一部の美術系を除いてかなり激減しているらしい。

かくいう私もここ最近は銀塩のライカを使う機会がめっきり
減っている。もっぱら普段の99.5%がリコーのGRでの撮影だ。
以前よく使っていたキャノンのEOSデジタルですら持ち歩かなく
なるほどGRは素晴らしい。
上の画像は先日のブログで書いた、カラスにコーゲキされた日の朝
自転車で通りがかりの花を撮影した。
・・あれなんの話だっけ。

そうだ写真の話だ。
最近ではフォトショップであとからなんとかなると考える
ようになり、「あとでつまんでおいて・・」なんて会話もある。
もともとレタッチとしての性格も強いソフトなのだが
フォトショップにはまりすぎると、挙げ句の果てにはありえない
地平線に車が合成してあったりする。
かなりのフォトショップの達人が時間をかけて加工すれば
それこそ月面ですら走る車を再現できるだろう。
しかもかなりリアルに。
だがどんなにリアルに加工してもそこにないモノは
限りなく嘘である。
不思議とどんなに技術が加工しても決定的ななにかが違う。
最近では自動車メーカーの広告ですら
そのきれいすぎる風景に、リアルであってもなくても
なにか不自然さを感じ、躍動感あるはずの土煙が
単なるデジタルの点に見えてしまう。

WEB2.0と呼ばれ、ブログやSNSがメディアの主力となりつつある
昨今だが、その力の源泉は恐らくこのリアルな力強さではないかと思っている。

たとえばジムニーの画像を雑誌社が撮影したとする。
入稿締め切りや広告主、編集部、営業部などいろいろな要因に
翻弄され、そのタイトなスケジュールを縫いながら
そのショップの近所で、お伺いをたてながら天候はどうであれ撮影する。

一方でたとえば個人ユーザーで自分の思い入れと愛情が注ぎ込まれた
愛車があるとする。そのジムニーで絶好のロケーション場所を走り
降り注ぐ太陽や風を感じながら水平線に沈みゆく太陽に感動し
今日一日の楽しさをそのシャッターチャンスに収めた場合、
そのできあがった画像ははたしてどちらが迫力あるだろうか?

私が高校生の頃にあこがれたバイクや車の雑誌はいずれもまだ見ることもない
北海道の地平線や、その果てまで続く一本のまっすぐな道だった。
あるいは巨大な太陽が沈みゆく砂漠や草原を土煙をあげて疾走する
ラリーカーだった。
あるいはサーキットの最終コーナーで、カウルがふれあわんばかりのバトルから
いまフロントタイヤが浮いて立ち上がるレーシングマシンだった。

こんな写真を見てそんな写真を撮影するプロのフォトグラファーにも憧れ
一瞬で確実にピット作業を終えるプロのメカニックに感動し、また
そんなマシンを操るプロのドライバーやライダーに憧れた。
そう昔は、プロフェッショナルの仕事全てに憧れたのである。

そんな思いから常々、車雑誌の写真は、それをみた人が感動し
その場所や車、風景に感動するような場所に憧れるような写真や
記事であって欲しいと願っている。

そこで今回のレッツゴー4WD7月号のアピオの記事広告ページでは
あえてアピオのデモカーの宣伝をせずにまずは、編集の方やライターの方
フォトグラファーの方でジムニーをオープンにして
リアルに太陽の下で、風を感じて走ってもらった。
その結果フォトグラファーの茅原田氏はいつになく、ハイテンションで
プロ用のEOSバッテリーパックを使い切るほどシャッターを切っていたし
編集者のR氏は、進んでオープンのジムニーを運転するのを楽しそうに
志願した。

同行車両は、新車ホヤホヤのある自動車メーカーの広報車で、
カーナビには車庫入れのガイドラインも表示されるほどのハイテクで快適な
車だが、開放感と楽しさでは数倍もこの古いジムニーの方が魅力的だった。

さしずめ都会の最新ホテルと、アフリカのコテージほどの差があるが
気持ちいいのはエアコンの風ではなく自然の風と潮の香りであった。
その記事は90Pと91P
ぜひこの記事からジムニーの素晴らしさと自由を感じてもらって
再びスズキからオープンモデルが復活することを願うばかりだ。
ジムニーのオープンモデルは憧れる車である。

レッツゴー4WD7月号

お買い求めは最寄りの書店で。
今回のレッツゴー4WDはブックインブック形式でジムニー特集。
その表紙にもアピオのデモカーJA11が登場。
いいでしょ!(水着のオネーサンばかりみないでね)
アピオ楽天市場店でも販売中。↓



[4WD専門誌] レッツゴー4WDLET'S GO 4WD・2007.7(JULY)


アピオから渾身のパワーで、スズキからもう一度あのジムニー幌
モデルを復活してもらえるように願いを込めて今後も登場予定の

赤いJA11の全貌リファイン特集ページはココ!






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Last updated  2007.06.07 18:26:11
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