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第7官界彷徨

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2006.11.29
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 素敵な歌集を紹介してもらいました。秋山数馬さんの遺歌集。「この花の名を」です。

・この花の名を教えたくて待ちており
         林のへりのうぐいすかぐら

 彼は狭山近辺にお住まいで、牧野富太郎先生の門下として、植物のことにくわしい方。歌のテーマは、狭山丘陵の自然、そこに生きる草や木、鳥や昆虫たちのいのちのいとなみの賛歌です。

 この花の名を教えたくて・・・なんて素敵なんでしょうね。こんな友達がいたら、人生がどんなに豊かになることでしょう。そうそう、うぐいすかぐらって、春にピンクで花心が黄色い小さな花が咲き、初夏に赤いうす甘い実がなるんですよね。こどもの時に食べました。

・風の中白き糸引き飛びてゆく
    あれが柳じょ(わた)か花の終わりの

 そして、小さないのちをいとおしむ心は、自然保護のための運動をし、平和を壊す大きな暴力には勇気を持って発言していました。

・「訓練」が「実戦」となれる日を恐る
         我がまちにも憲法九条の会

 先日亡くなった灰谷健次郎さんを悼む落合恵子さんの文が、先日の東京新聞に載っていました。
『いつだって荷物の少ないひとだった。淡路から上京するときも、どこか遠いところに旅立つときも小さな荷物ひとつだった。』という書き出しでした。

『いつだって灰谷さんは、子どもの側に身を置いてきた。従って、大人社会のルールには無頓着だったし、懐疑的でもあった。

 最後に電話で話した時「息苦しい世の中になってしまったなあ、もっと息苦しくなるねえ、踏ん張っていこうなあ」』

 落合さんは、灰谷さんの死を知って、自分の本屋さんのコーナーに、こう書いたそうです。
『・・・灰谷さん、あなたが贈ってくれた、深いまなざし、豊かな子ども観、不器用な正義感、すべてが、私たちの宝でした。人気作家になったとき、その「人気」を子どもや、声の小さい側におかれた人々のために、使いつづけた灰谷さん。灰谷さんの思いと生きる姿勢、まっすぐに闘う持続する意志の力を、私たちは丸ごと受け継いでいくことを、いま、ここに約束します。(中略)

 旅慣れたひとは、今度は小さな荷物さえ持たずに旅立ってしまった。大きな宿題を私たち大人社会に遺して。』

 ☆という文章でした。秋山さん、灰谷さん、まっすぐな良い人生を送られましたよね。みつめること、感動していくこと、発信していくこと。たたかうこと。
 おふたりの生き方に、すごく励まされました。一度しかない人生だもの、まっすぐに思ったとおりに生きたいものです。

  





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最終更新日  2006.11.29 18:24:41
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