うちのおじいさんが作った夜久野そば やくの麺業
やくの麺業で蕎麦作り、うどん作りを担当している山縣です。家族に食べさせてあげたいという思いで作る蕎麦やうどんをお客様にも食べていただきたい。朝来なのに、どうして「やくの麺業」っていうの?当社は昭和9年創業で、おじいさんが始めました。今の社長が2代目です。もともと細見麺業という名前でしたが、ドライブイン夜久野に麺を納めていたことから、夜久野の名物を作ろうということで、夜久野そばを作りました。「夜久野そば」という名前も当時はなく、この時から「夜久野そば」という名前ができました。これを機に当社も「やくの麺業株式会社」として、昭和51年に法人化しました。夜久野そばのこと夜久野高原は京都府の西端、兵庫県との県境に位置します。今から約100万年前に宝山の噴火によりできた台地で、海抜200メートルあり、「夜久野ヶ原」と呼ばれていました。その火山灰地でとれる夜久野ヶ原のそばは強い風味と喉越しがとても有名な蕎麦でした。その後、少しずつ収穫量が減り、夜久野高原ではごくわずかしか蕎麦を栽培しなくなり、かつての味を守り続けることが難しくなってきました。夜久野そばの唯一の製造元であるやくの麺業としては、「なんとか夜久野そばの味を守りたい」という思いで、当社の社長が中心となって蕎麦の実を研究しました。有名な産地では、北海道、信州には確かに良い実ができますが、夜久野そばの味とはどこか違う気がしてならなかったそうです。そんな時、鳥取でもそばを栽培していることを知り、試してみたそうです。「鳥取県産そば」は製粉した時、甘い香りが漂い、蕎麦を打ってみると、甘み、風味に加え、これこそ、まさに夜久野そば独特の味わいだったそうです。うれしくて、その夜は一睡も出来なかったと、社長から聞いています。それ以来、厳選した鳥取県産そば粉を中心に国内産そば粉のみを使用して夜久野そばを作ることとなりました。夜久野そばに使うそば粉は、自社で蕎麦の実を製粉しています。そば粉は皮を取り除いた蕎麦の実を丸ごと使い、じっくり時間をかけて製粉しているので、しっとり、もちもちした、甘みのあるそば粉になり、山の芋をつなぎにしているので、コシのある蕎麦に仕上がります。蕎麦の命ともうべき水は、地下48mから地元、栗鹿山水系の天然水を汲み上げて蕎麦を練り上げるのに使っています。この天然水は年間を通して一定の温度に保たれており、引き締まった蕎麦を打つには欠かせないからです。こうやって、何とか夜久野そばを残し、たくさんのお客様に喜んでいただいています。私たちの使命子供たちに安心して食べられる安全でおいしいそばやうどんを作り続けたいと考えています。うちの子供が喜んで食べてくれるように、たくさんの子供たちやそのご家族にも喜んでいただければ、こんなにうれしいことはありません。これからも頑張っていいものを作ってまいります。お蕎麦が食べたくなった方はお買い物コーナーへどうぞ >>>朝来の農産物、特産品、土産物の一覧ページ朝来の自然の中で作った岩津ねぎ、但馬牛、野菜、米、特産品が一度に揃うネット通販「あさごもん」〒669-5211兵庫県朝来市和田山町和田山404電話 079-672-2362FAX 079-672-4844info@asagomon.jp朝来の自然の中で作った岩津ねぎ、竹炭、但馬牛、野菜、米、特産品が一度に揃うネット通販 あさごもんのブログ