朝来の高原で作るお茶「朝来みどり」 池本晃市
池本家は仲良し家族。第52回兵庫県茶品評会で知事賞を受賞しました。朝来でお茶の生産を始める池本晃市です。昭和52年10月20日生まれ、今年で34歳になります。伊丹市生まれ、伊丹市育ちです。高校生の時から何となく農業をしたいな~と思っていました。それは自然の中で仕事がしたいという気持があったからで、自分の世界で思いつくのが農業だったというのがきかっかけです。農学部を受けたけれどダメで、一浪して2年目フリーターをしていた時に職安に行ったら、農協に相談に行くよう勧められました。でも、伊丹の農協は農業関係と言うよりは金融機関ですから、農協の紹介で兵庫県の農業会議に行きました。そこから加西の農業大学に通い、新規就農実践農場研修を受け、1年間農業を体験しました。研修中に受講者は希望地を伝えるのですが、私の場合どこでもよかったので、朝来でお茶の後継者が不足しているということだから、そこに行くよう勧められました。平成11年9月に八代茶生産グループを訪ねましたが、行ってみると後継者では困っていないということでどうしようかと考えていたら、グループの方から「せっかく来たので、お茶をやらないか」というお誘いをいただいて始めることになり、平成12年3月にグループに入れてもらいました。当時は私を入れて4人でした。生産グループで茶畑の管理をいっしょにし、少しずつお茶の栽培と加工を学んでいきました。そのうち1人亡くなり、2人亡くなり、グループの人は誰もいなくなって、とうとう私が引き継ぐことになりました。お茶作りの思いお茶の他に岩津ねぎを栽培していますが、子供ができて父親になると、今まで以上に安心安全なお茶やネギを作ろうという思いが強くなりました。これは、まだ子供が小さい頃の写真です。お茶は農薬を使ってないので、茶の木が蜜にギャーとなってくると湿気が出てくるので、木が高くなると低く刈ったり、裾を刈ったりして、通気性をよくして虫がつかない環境を心がけています。薬を使っていないと害虫の天敵となるクモ、カマキリ、テントウムシが死なないので害虫をやっつけてくれます。チャトゲコナジラミという害虫が収穫期に前が見えなくなるぐらい大量に空中を舞って、吸ったら肺が悪くなります。この虫は朝来にはほとんどいません。20×15cmの黄色い粘着シートでどれぐらいいるか調査するのですが、シート1枚に80匹ぐらいしか付きません。害があるという数は2万匹ぐらいですから、格段に少ないのがわかります。ちなみに、黄色いシートにしているのは、この虫が黄色に寄ってくるからです。お茶にも、自分にも、子供にもいい作り方というのがあると思います。そんないいお茶をお客さんにも飲んでほしいと思っています。第53回兵庫県茶品評会で知事賞をいただいた時の楯です。お客様からいただいたうれしい言葉うちのお茶を飲んだら、「よそのは飲まれへん」と言っていただけるのが一番うれしいです。「昨日採れた新茶ですよ」と言われて、買って帰られたお客さんから、家で飲んだらおいしかったと電話がかかってきて、100g入りを30袋を買っていただいたこともありました。このお茶を育てる仕事を選んで本当にありがたいな~と思っています。お茶の成分お茶にはテアニンといって、リラックス効果のある成分が入っています。煎茶に多いんです。カテキンは有名ですが、こちらは殺菌効果です。煎茶、番茶に入っています。うちの子、今1才11ヶ月ですが、全然風邪を引かないのは、もしかしたらそのお蔭かもしれませんね(笑)これから目指したいことその日の仕事をまじめに一生懸命やっていきたいと思います。もうじき生まれてくる子供のために頑張ろうと思っています。うちの子供たちに安心して飲ませてあげる安全なお茶づくりをすることが、お客様にもいいお茶を飲んでもらえることなんだと信じて、いつまでも喜ばれるお茶づくりを続けたいと思いますので、よろしくお願いいたします。自然豊かな朝来の高原で作られている無農薬のお茶を飲んでみたいなと思われた方はお買い物コーナーへどうぞ>>>朝来の農産物、特産品、土産物の一覧ページ朝来の自然の中で作った岩津ねぎ、竹炭、但馬牛、野菜、米、特産品が一度に揃うネット通販「あさごもん」〒669-5211兵庫県朝来市和田山町和田山404電話 079-672-2362FAX 079-672-4844info@asagomon.jp朝来の自然の中で作った岩津ねぎ、竹炭、但馬牛、野菜、米、特産品が一度に揃うネット通販 あさごもんのブログ