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テーマ:お勧めの本(7239)
みなさん、こんばんは~。ニューヨーク(以下NY)は、17日の23時半をまわりました。
突然語りたい症候群にかられて、今日はなぜわたしがNYを留学先に選んだのかという話から、 吉田秋生先生のBABANAFISH話をしたいと思います。趣味一色!旭陽の思うが侭!!お好きな方 は一緒に熱くなってください(笑) わたしが初めてNYに興味をもったのは、中学2年生の春。もう8年も前になるんですね~。 わたしのクラスに転校生がやってきて、どういう経緯かはサッパリ忘れましたが(爆)、仲良くなって、 彼女に1冊の漫画を紹介してもらったんですね。それが、吉田先生の『BANANA FISH』。 もう、すっごい勢いでハマって、それがNYという街に憧れを抱いたきっかけです。はい、とっても 単純(笑) でも冗談ぬきで、あの漫画はほんっとうに素晴らしい作品なので、作中の同性愛要素 を恐れずに、たくさんの方に読んでほしい!!! 巻をおうにつれて盛り上がりを増すストーリー展開、 緻密な舞台設定も圧巻ですが、主人公アッシュの大胆で繊細で、狡猾で純粋な人間性に 魅了されずにはいられません。激しくて、悲しい青年・・・なんだなこれが。 このBANANA FISHは19巻まで続く、まぁまぁ長い作品なんですが、そのラストがすごっっっい衝撃的 なんですね。すっごく悲しい!読むたびに泣ける!今まで何十もの漫画を読んできましたが、 こんなに印象的で、ずっと記憶からぬけないラストはなかったですね~。 そのシーンの舞台、NYの市立図書館にいつか行ってみたいと思っていたんですが・・・ ついに行ってきました! これが、アッシュが机にうつぶせていたと思われる場所。訪れたら分かりますが、本当に作品に 描かれているとおり、静かな場所です。週末だったからかな、けっこうな人がいたんですが、しん と静まり返っていました。いやぁ~なんかしみじみきましたよ・・・。 とうとう来ちゃったんだ・・・ っていう感動にしばし震えちゃった。 わたしって、文学部らしいっちゃーらしいんですが、すごく想(妄)像力豊かなんですね。 その場につったって、周りの雰囲気に浸って、いろんなことを次から次に考えてしまいます。 ここには毎日何百、何千人の人が来るわけだけど、その中の一人がアッシュだったんだなって。 人一人の人生なんて、ほんとうに短くて「一体何ができるんだ」って侮ってしまいがちだけど、 やっぱり一生懸命“生”にしがみついてる人は違うな。8年越しの夢を叶えて、ココに来たは来た! 夢を叶えた!っていう達成感にひたる半面、わたしももっと全力で生きなきゃダメだって反省しま した。まだまだできることはある!って。 そしてこれは、ヨーロピアンな図書館の玄関。えーと、写ってる仔豚はわたしです。 場所変わって、これはアッシュがドンパチやった(笑)、NYの地下鉄。あの漫画に描かれていた頃 は、すごく治安が悪かったころだから地下鉄も落書きだらけで怖かったけど、今は全然そんなこと はありません。あれに比べたらきれいになってるし、深夜に女の子だけのグループで乗っても 安心。 わたし、ほんとにNYが好きなんですよね~。 憧れていた間は、とにかく都会でおしゃれで“すごい”っていうイメージでした。 今は、なんだろ、写真で憧れていた“好き”に、実感としての“好き”が加わったとでも いいましょうか・・・。 NYの街は排気ガスか何かわかんないけどすっごく臭いし、ゴミがころがってて汚いけど、 でもやっぱり魅力的なところです。わたしはあのパワフルな雰囲気が好き。 あぁ~わたしもBANANA FISHのような繊細なお話が書いてみたいなぁ~。NY舞台で。 そんな衝動にかられた旭陽でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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