カテゴリ:ミシンの話題
針板と押さえの話。
ミシンの針が布を貫くとき、前回の針の図解の様におとなしく布を通り抜けられるわけではあ りません。布とは離の間に摩擦が働き実際は下の図のように布は変形します。レオタードを太い 針と糸で縫おうとするとまさにこんな感じになります。 ![]() 布が大きく変形してしまうと縫い目が揃わないだけでなく、布がミシン内部に引き込まれる事 もあり、布や釜を傷めてしまいます。そこで、針と糸が通る部分にだけ穴を開けた板で布を挟ん でしまえば、布の変形は最小限になります。それが針板と押さえの重要な役割のひとつです。 (他にも重要な役割がありますがそれは後述します) 針板と押さえを使ったときの布の様子は下の図のようになります。 ![]() 最近の安いミシンには針板が一枚付属しているだけで、針板の穴の大きさを変えられないものが あります。飾り縫いやジグザグ縫いをする場合は針を大きく左右に振りますので、針板の穴は横長 の大きいものになっており、押さえも直線押さえとジグザグ押さえでは穴の大きさが全然違います。 針板の穴が大きいということはそれだけ布が変形しやすくなります。そのため直線縫いをするとき には直線縫い専用の針板や押さえを使ったほうがよりきれいな縫い目になります。 つづく お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.11.16 15:25:38
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