私の勤務地区では、数年前から「教頭」がいなくなり、みんな「副校長」になった。違いはよくわからんがどうやら権限が強化されて、校長がいなくてもいろいろと決定権があるらしい。
こちらとしては何の変化もないのだが、とりあえず呼ぶ時にめんどくさくなった。
学校という所は、生徒の手前、昼は基本、「〇〇先生」と呼び合うのだが、役職名であるにもかかわらず、やはりこれも生徒の手前、通常「校長先生」とか「教頭先生」と呼んでいたのである。
「校長」とか「教頭」と、呼び捨てっぽく言えるのは、退職前の結構年輩の方か、本人がいない時に悪口を言う時(笑)だったのだが、これが「副校長」の出現で変わってきた。お気づきのように「副校長先生」というのはとっても言いにくいのだ。それでも気を使って最初はみんな言っていたのだが、いつのまにか「副校長」と普通に言うようになっていった。いや、考えてみれば会社で社内の人間に「社長さん」とか「部長さん」とか言わないから(言うとしたら他社の方か、夜の商売の客引きだと思われる)、まあこれが普通なわけだ。
で、昨日のこと、朝からテレビのニュースで「副校長、副校長」と連呼している。全国的にこの役職を広めることにでもなったのか?と思いつつ、それともまた誰か不祥事?(以前行っていた学校の副校長が写真にはまってわいせつ事件を起こしたこともあるし)と思いながらニュースの映像を見て、思わず笑った。
国会議員が話題にしていたのは「復興庁」だった。
日ごろ、ちゃんと「ふくこうちょう」と言わずに、適当に「ふっこうちょう」と呼んでいるのと同じ響きだった…。
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最終更新日
2013/01/01 10:16:01 PM
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