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アウトドア親爺の徒然日記

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2017.06.14
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カテゴリ:薪割り斧


6月14日(水)

昨日は、やっとまとまった雨が降りました。
お庭の樹もイキイキしています。

たまには雨降りも必要ですが、毎日は勘弁してほしいものです。


ハルターフォースとハスクバーナの関係について、
ここまで謎解きしましたので、
両社の斧を生産している、
フルツブルクのことを、もう少し書いておこうと思うのですが・・・。

しかし、日本語で書かれた website は益々貧弱になってきました。
こりゃ、これ以上正確な情報を得ることは難しいか。

と思いきや、在りました。在りましたって何が? 
何がって英語版のwebsiteですよ。 それもかなり詳細な。

ところで、英語理解できるんかいな!? 大見得切って大丈夫か???

少々躊躇いを感じながら、
為せば成る為さねば成らぬ何事もと、構わず行っちゃいましょうか!

この website だけが頼りです。
写真もここからお借りしました。 素敵な写真が満載です。

適当に訳しながら、話を進めましょう。

下のロゴをクリックすると、英語版 website に飛びます。


分かり易いように、訳文は「 」で囲んでおきます。

冒頭の書き出しは、

「フルツブルクは、1697年から、世界で最も優れた斧を作り続けてきました。
全ての斧は、フルツブルクの熟練した鍛冶職人により、
手作業で鍛造されており、由緒ある伝統は守り続けられています。
2015年から、この伝説の斧は北米においても入手できるようになりました。」

北米では、本家本元のブランドで手に入るのか。 日本じゃ売ってないよな。
しかし、300年以上も斧を造り続けているというのも半端じゃない。

1697年というと、日本では元禄時代の真っただ中ですね。 もう少し時代を下ると忠臣蔵だ。
さてと次の文章は、

「フルツブルクの水力によって動くハンマーを使った、
鋼と鉄の鍛造の歴史は1697年に始まりました。
3世紀以上の歴史のなかで、
フルツブルクは、スウェーデン製の高級な斧の意匠と製造方法を、芸術の域にまで高めました。
今日、フルツブルクの工場は、驚くほど伝統と革新の融合がなされています。
これは、スウェーデン鉄鋼業の歴史と文化が土台となっています。」

とあります。 読みやすいように少し意訳した部分もあります。
水車を回してその力を利用し、鋼を鍛えていたんですね。 日本じゃ人力だよね。 たぶん。

「フルツブルクの斧は、
キャンプ、バックパッキング、野宿、狩猟、林業等、
生活のなかで使用するために造られています。
貴方の子供達に譲り渡し、フルツブルクの伝統を代々享受できる、
完璧な斧であることを実感してください。
フルツブルクの斧の可能性を探求していただきたいと思います。」

何だ、欧米では斧は相続するものなのかびっくり


「フルツブルクの製造所は、スウエーデンの都市 ”Norrkoping” の真北に位置しています。
その場所は1600年代の後半に選れました。
そこが谷の出口であり、森林の端であり、流れが急な川に面しているからです。」

Norrkoping は、
首都ストックホルムの西北西に位置します。
写真を見ますと、美しい都市ですぽっ

水車回すにゃ、最適の位置ということだったんですね。 なるほど。

長くなるから、適当に省略していきます。 肝心なところだけ残します。
省略した部分の概要は、当時の建物が改装されながらまだ使用されているということ。




「極く初期に製造されたものには、釘や鉄棒も含まれていましたが、
後に斧や鋤などの手工具へと変わっていきました。
創業から1820年代までは、不在地主の裕福な貴族が所有していました。
1820年頃に、Ekelund家が事業を引き継ぐことになり、
3代にわたって100年以上、フルツブルクを経営しました。」

この一族は、不在地主と違って、ちゃんと敷地の一角に暮らしていたそうだ。

「1870年代の後半には、
Gunnar Ekelundという社長が、
最新鋭のAmerican production methodsを取り入れ、
斧製造の主導権を握りました。
彼は1887年に渡米し、近代工業の方法を学び、近代的な機械を購入しました。
彼の渡米には、別の目的もありました。
斧が販売されていなかった、1880年代のUSAにおいて、
フルツブルクの斧の新たな市場を開拓することでした。
Gunnar Ekelundは、1928年に78歳で死去するまで、
42年に亘ってフルツブルクを経営し、近代化への道を切り開きました。」

このお方は、フルツブルクの中興の祖というわけですね。

「1930年代は、
ブレードの切れ味が長時間、繰返しの使用でも落ちない、
より適切な鍛鉄方法の開発の為に、多大な努力が注ぎ込まれた時期でした。
フルツブルクの苦難の時代ですが、その当時開発された製造方法は、今でも受け継がれています。」

鍛造技術は、この当時に完成したようです。

「1944年にフルツブルクはHolmens Brukという製紙会社に売却されました。
1988年には、設備はTors Hammareによって買収されますが、
最終的には、1992年に現在の親会社であるハルタフォースグループに売却されました。
現在、20人以上の鍛冶職人が働いていて、
毎年100,000個以上のアックスヘッドが手仕事で鍛造されています。」

ここまでがフルツブルクの歴史物語です。
ここからは、斧の製造に関する記述です。

「フルツブルクの斧は、
多大な経験と時間によって得られた技術を使って、注意深く手作りされています。
鍛冶職人達は、素材の鋼と完全に一体化し、
最適なタイミングで適切な作業を行い、アックスヘッドを成形していきます。」 



「手作業によって成形する過程で、アックスヘッドは何度も叩かれ鍛えられます。
この結果、鋼鉄の緻密さは増し、耐久性は飛躍的に向上します。
そのアックスヘッドは、繰り返し研がれた後でもなお、
切れ味の鋭さが保持されるようデザインされた形に造りあげられます。」

「同じように、それぞれの用途に完璧に合わせられた、
特別な形状をした無垢のアメリカンヒッコリーのハンドルも、
伝統的な手法を用いて削り出されます。
完成したアックスヘッドには、手作業でハンドルが装着され、
細心の注意を払って検査されます。
そして最後に、刃を保護するために特別に誂えた革のシースが装着されます。」


北米で販売されているフルツブルクの斧には、
Premium Axes シリーズと Standard Axes シリーズがあるそうです。

一見では違いが分かりません。
ヘッドの形状は、
Premium Axesが日本で販売されているハスクバーナと似ています。
しかし、ヘッドの大きさもハンドルの長さも異なるようです。

この斧は、Akka と名付けられた Forester’s Axe 。
ハンドルの長さは24インチ、約60cm。
お高いです。 何と189US$。



北米の方々はガタイがいいですから、
彼らが持つと、子供のおもちゃのようですよ。 ほんと。

こんなモデルもラインアップ。
Motala と名付けられた両刃の斧。
欧米では、斧投げ大会という催しがあるそうですが、そこで使われる斧だそうです。
お値段は、379US$。 勿体無くて投げられない。




長々と書いてしまいましたが、興味をお持ちの方は英語版の website をご覧ください。

最後にはこのように書いてございました。
「世界で最も素晴らしい斧の製造工程を、最初から最後まで垣間見ることができる、我々の
ビデオをご覧あれ。」

このビデオを見ますと、アックスヘッドの製造工程がよく分かります。
職人さんと機械の調和が見事です。 実に手際がよい。
実にリズム感が爽快ですウィンク 見ていますと思わず引き込まれてしまいます。

どんどん話が広がって、収集が付かないですね。

でも、ハルタフォース、ハスクバーナ、フルツブルクの物語は、
この辺でお終いにします。

書きたいブランドは、まだいっぱい残っています。






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Last updated  2017.06.28 03:48:24
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