薪割り斧の整理　その拾参

2017.06.24

カテゴリ：薪割り斧

6月24日（土）

まだまだ続くよどこまでも・・・と。
斧の話。気軽に始めましたが、面白くて終わらなくなってしまいました。

そういえば、先日書いたトマホーク。
巡航ミサイルではなくて、北米インディアンの斧のほうですが。

現在では、US ARMY （アメリカ陸軍）に正式採用され、
イラク戦争以降、実戦にも投入されているようです。　ナイフより実戦的らしい。
いろいろとツールとしても機能するそうです。

血生臭い話はこれぐらいにして、平和利用の斧の話にしましょう。

今日はドイツの斧の続き。　会社名はスティール。

林業・農業系の power tools に関する、開発・製造・販売を行う会社です。
チェンソーが主力製品です。　ハスクバーナと同じ路線かな。

といいますか、はっきり言って世界的チェンソーブランドです。
2016年つまり昨年、創業90周年を迎えました。
1971年よりチェンソーの販売台数は世界一だそうです。

コーポレートカラーはオレンジ。　バーコと同じです。

なんとなく、斧は片手間といった感じが匂いますが、ここが同じドイツのヘルコと全く異なる点。

STIHL Group 本社の所在地は、ヴァイブリンゲン。
ドイツ南部の町です。　地図で見ますと、フランクフルトとミュンヘンの間、
シュトュットガルトの近郊に位置しています。

東方には、ドイツロマンティック街道が南北に走っています。
北方には、古城街道が東西に走り抜けています。　観光地には事欠かないエリアです。

出典：googlemap

googlemapの航空写真だと、こんな感じのところ。
田園地帯に社屋と住宅街があります。　環境よさそうですね。

出典：googlemap

STIHLには日本法人があり、日本語の website があります。
整理するのにはとても助かります。
以下、日本語の website からの引用です。　太字の部分です。　

STIHLは創業の時から、単に製品の設計と製造をするだけではありませんでした。

STIHLのエンジニアは、
作業者がより効率的に働く手助けとなる新しく実用的な製品を作るために、
先見のアイデアと革新的な技術で製品を開発し続けています。

その結果、90年の歴史を経て、STIHLの名前はヨーロッパに留まらず、
ロシア、アメリカなどの世界各国で最先端技術の代名詞となりました。

今日、STIHLは全世界に37の販売子会社を持ち、
STIHL製品は160ヶ国以上の国々で販売されています。
そして、チェンソーの販売台数では、世界No.1の地位を確立しています。

しかし、やはり斧に関する情報量は少なく、
今日も STIHL の USA法人の英語版 website を覗きます。

すっかり病み付きになっていますね。　日本語に訳するのは大変な作業ですが・・・。
文章を吟味する時間があまり取れないのは悩みです。

axe のページです。　適当な訳文は太字です。

エンジンチェーンソーが普及する以前、主役は斧でした。

STIHL Precision Series の斧は、
力仕事の効率を最大限に引き上げるために、
バランスの取れた重量、高品質の切れ味鋭い鋼、
人間工学に基づいたデザインを組み合わせています。

hatchets、splitting axes、 splitting mauls and felling axes
（手斧、薪割り斧、薪割り鎚、伐採斧）は全て、
現代技術と実証済のデザインを備えています。

すべての斧には、ドロップ鍛造されたヘッドが装着されています。
精密に成形されていて、長期間に亘り切れ味が続きます。

あなたがSTIHLの斧を手にした時、
たちまちのうちに、親しみと畏怖の念を同時に感じることでしょう。

STIHLの木工作業用斧は、
特別に堅い木のハンドル、正確無比な重量バランス、
作業効率をより高めるよう成形されたヘッドを組み合わせています。

すべての STIHL Precision Series の手工具と同様、
当社の斧には生涯保証が付いています。

従って、薪割り、樹木の枝打ち、未知なる野生への冒険など、
何れの用途においても、STIHLは最適な斧を提供します。

Pro Splitting Axeと名付けられた薪割り斧のページです。

薪割りによって、斧は摩耗します。
The STIHL Pro Splitting Axe は、その挑戦に耐えることができます。
振動を低減するために、厳選されたアメリカヒッコリーのハンドルが装着され、
ハンドルには、保護のための長いスチールスリーブを備えています。
ユニークな5ピースのヘッド装着システムは、伝統的な斧ヘッドの接続方法より2.5倍ほど強力です。
ヘッドは高級なC60スチールで鍛造され、薪割り性能向上のために特大の打撃面に形作られています。
5.5ポンドの重さで、バランスよく振り下ろせます。
splitting maul よりも軽量であり、一日中働くためには頼りになる斧です。他の選択肢はありません。

日本とドイツ本国と USA の website を比較しますと、
斧のラインナップは、日本とドイツ本国は非常に似ています。　
USA は少し省略されている感があります。

USAのカタログには、このタイプ、ユニバーサルシリーズが掲載されていません。

しかし、この斧、他のブランドで見なかったっけか。
グラスファイバーで強化されたポリアミド製ハンドル。
このいかにも工業製品ですといった風貌。

このシリーズの最初の頃に書いた、ハスクバーナの中でちら見しました。

これから書こうと考えています、フィンランドのフィスカースにも似ています。

次回は、この辺りを中心に整理しましょう。