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テーマ:野鳥好きっ♪(15709)
カテゴリ:野鳥
2月14日(水) 冬から春に向かうこの時期、 三寒四温といいますが、今週は三寒一温ぐらいのペースですね。 今日の10日間天気予報によると、 我が町の最高気温が10℃を超える見込みはたったの2日間だけです。 お庭の豊後梅は、つぼみが膨らんでいますがなかなか開花しませんよ。 「手賀の丘公園」は、 そのほとんどが樹林帯からなり、昼なお暗い鬱蒼とした森になっています。 その中には、フィールドアスレチックコースが展開されています。 お昼近くなってきますと、子供たちの歓声が響いていますが、 早朝に伺いますと静かな空気の中に、野鳥たちの気配が漂っています。 それは、鳴き声であったり、 地面を歩き回るカサコソという音であったり、飛び回る羽ばたきの音であったりします。 写真の子はトラツグミ。 子供たちが遊びに来る前に、 フィールドアスレチックコース周辺の落ち葉の上でお食事中でした。 名前の通り、スズメ目ツグミ科に属します。 日本のツグミの仲間では最大級。 全長30cmほどになります。 ヒヨドリを一回り大きくしたサイズですね。 見付けにくいのですが、一度捕捉してしまえば見失う心配は少ないと思います。 同族のツグミやアカハラ、シロハラと同様、 落ち葉をはねのけて、下に潜むミミズや昆虫を探しています。 この子も非常に個性的な出で立ちですな。 落ち葉の中に溶け込むには、持って来いの図柄です。 本当に見付けにくいのですよ。 写真が撮れたのは出会い頭のようなものです。 この模様故に、トラの名前をもらっています。 決してトラのように猛々しいわけではありません。 このトラツグミが変わっているのは、夜に鳴く事なのですよ。 誰かが口笛を吹いているような、 「ヒィー、ヒィー」とか「ヒョー、ヒョー」などと高く澄んだ声で鳴くのです。 この声が不気味で、平安時代の人々は伝説の妖怪、鵺(ぬえ)の鳴き声だとしました。 それ故、トラツグミの異名は「鵺鳥」なのです。 鵺のお話では、源頼政の鵺退治の話が有名です。 源氏ながら保元の乱・平治の乱を勝ち残り、従三位に登り源三位と呼ばれた御仁です。 しかしねぇ~。 このような可愛いお顔のトラツグミが妖怪とは可哀想ですね。 以下の写真はアオジ。 やはりフィールドアスレチックコースの中でお食事中でした。 トラツグミの場合は森のど真ん中。 アオジの場合は端っこの林縁に近い場所。 両種の好みがそのまま出ていますね。 アオジについては、北印旛沼の話で一度書きました。 あの時は沼の畔に出てきて、何でここなのよ、という感じでした。 今回は、なるほどもっとも、という場所でお会いできました。 アオジはホオジロ科の小鳥です。 体色は黄色がかった緑色。 翼の模様はスズメのようです。 眼の先が黒ずんでいますから♂でしょう。 ちょんちょん歩きながら、樹の種を啄ばんでいました。 アオジは特別珍しいというわけではありませんが、 我が家の近辺には、まずやってこない小鳥でしょう。 このような小鳥と出会えるのも楽しみの一つですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018.02.14 21:10:35
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