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カテゴリ:旅行
10月19日(金) 爽やかな秋晴れも昨日限り。 今朝はまた曇天の逆戻りです。 小雨までパラパラと落ちてきてしまいました。 明日の土曜日以降は、しばらくは晴天の予報が出ています。 日光や那須方面は大混雑かもしれません。 日記の中は今日も湯ノ湖の湖畔です。 湯滝の天辺に着きました。 湯ノ湖から流れ出た湯川が、50mも流れないうちに湯滝になって流れ落ちます。 湯川沿いには遊歩道があり、湯滝の落口を間近で観ることができます。 頑張って覗き込めば、下の観瀑台まで丸見えです。 このような滝も珍しいでしょう。 竜頭ノ滝も上から観られますが、橋の上からなのでかなり距離があります。 また、210mと長いですし、 途中で角度が急になりますから滝壺まではとても見えません。 湯ノ湖から湯川が流れ出る場所には、木の橋が架かっています。 橋の向こう側は島になっていて、島の更に向こう側にも流れ出しがあります。 なかなか趣のある橋ですよ。 一見華奢に見えますが、先日の台風24号の強風にも耐えたようですね。 橋の上から湯滝方面を見ますと、意外と流れは平坦ですね。 あそこからいきなり激流となるイメージが掴めません。 遊歩道を少しだけ外れ、真ん中の島を探検してみました。 ここにも赤く色付いたカエデの樹があります。 ところでカエデとモミジの違いは分かりますか。 植物分類上はどちらもカエデ科・カエデ属であり区別はありませんね。 それでは何が違うのでしょうか。 一説には、モミジは葉の切れ込みが深い、カエデは葉の切れ込みが浅いとあります。 確かに、イロハモミジやオオモミジなど、 モミジと名が付けられている種の葉っぱは、切れ込みが深く掌のような形ですね。 しかし、語源からいいますと、 偶々そうであっただけで、これは後解釈ではないかと思われます。 万葉集の時代から、既に紅葉することを「もみづ」、「もみち」などと表現しています。 これは何もモミジの葉っぱに限らないようです。 同じく万葉集では、カエデは「かえるて」と表現されています。 そのような事から、後の時代に、 カエデの中でも特に赤くきれいに紅葉する種を、モミジとしたという説が有力ですな。 カエデの中間は、英語では全てが maple 。 日本語のようにカエデとモミジの区別はありませんね。 なお、日本の野山に自生するカエデは日本固有種が多いようです。 下の写真は、湯川に架かる二つ目の橋です。 この橋を渡ると、中の島から脱出です。 青から赤への変身中。 湯ノ湖から溢れた、二つの流れの合流地点です。 この先直ぐに、湯滝となって豪快に落ちていきます。 更に湯ノ湖を時計回りに巡りました。 1周目とは逆方向です。 お陽様の当たり具合が変わり、また別の場所を歩いているように感じられます。 白樺の白い幹が一層目立ちます。 同じ場所を反対側から観てみました。 更に遠景です。 駐車場に近づいてきました。 男体山がきれいに見えますね。 しかし、中禅寺湖湖畔から見た男体山とは山容異なります。 中禅寺湖畔の歌が浜から観た男体山は、きれいな円錐形でした。 ところが戦場ヶ原辺りから見た男体山は、山頂部分がかなり広く見えますね。 そして、湯の湖方面から見た男体山は、このように巨大な噴火口が見えます。 この噴火口は男体山の噴火活動の最終局面で形成されたようですが、 最後の噴火は大凡7,000年前であると、最近になって確認されたそうです。 昨年、2017年6月20日に、火山噴火予知連絡会は男体山を新たに活火山と認定しました。 これは、活火山の定義である、 「概ね過去1万年以内に噴火した火山及び現在活発な噴気活動のある火山」 に該当することになったためだそうです。 決して新たな噴火活動が始まったわけではありませんのでご安心を・・・。 枯れ木の上に赤い葉っぱを付けた枝が乗っていました。 オブジェのように見えて、面白いので写真を撮ってみましたが・・・。 これはまだ若いツタウルシの枝でした。 この先、何処を目指して伸びていくのでしょうか お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018.10.20 10:56:41
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