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カテゴリ:野鳥
3月17日(日) 今日は曇ったり晴れたり、お天気の安定しない一日でした。 今週末はいよいよ、桜の開花ラッシュを迎えそうですがそれにしては肌寒い毎日です。 鵜の岬の「ウミウの捕獲場」を見学した後、 隣接する公園の遊歩道をお散歩しました。 「国民宿舎鵜の岬」や「ウミウの捕獲場」は、 広大な面積の「伊師浜国民休養地」内にあります。 北側には白砂青松の「伊師浜海水浴場」が控え、 四季折々、老若男女が楽しめる自然豊かな海岸線が続いています。 「伊師浜海水浴場」は環境省の「快水浴場百選」や 「日本の白砂青松百選」に選ばれていている、北茨木を代表する砂浜です。 アカウミガメの北限産卵地でもあるようです。 さて、 松の樹を中心とする林内はそこそこ明るく、快適な遊歩道が続きます。 時々目の前には可愛い小鳥が姿を現します。 ジョウビタキ♂も来ましたが、直ぐに姿を消してしまいました。 相変わらず相性が悪いようです。 しばらく歩き公園の一番奥の辺りまで来たところで、 大型ツグミの仲間のシロハラが姿を発見。 遊歩道の上まで出てきてくれました。 2018-2019シーズンは、今までシロハラとは真面に会えてはいません。 逃げ去る時の「ポポポポポッ」という奇妙な鳴き声はよく聞きましたがね。 後姿をチラ見2回ぐらいでしたから、これは嬉しい出会いでした。 しかも、この子はサービス満点。 林の奥へと引っこまずに、遊歩道を道案内してくれます。 脇腹がほとんど赤くなってはいない、名前の通りのシロハラ。 近縁のアカハラとは見間違いようがありませんな。 本家のツグミと同じく冬鳥で、秋に日本にやってきます。 その当初は警戒心が強く、なかなか姿を観せてはくれません。 元々暗い落葉樹林帯の林床を好み、明るく開けた処には滅多に出てきません。 木の枝に留まるのも緊急避難の場合が多いように感じます。 それ故、身近にいるはずの鳥なのですが、眼にする機会は少ないでしょう。 アカハラは同じく大型ツグミの仲間で、文字通り赤いお腹をしています。 それ以外はシロハラとよく似ているのですよ。 おまけにシロハラの中には、 脇腹を中心に赤く染まった個体もいて、昨シーズンはかなり混乱しました。 もっともお名前の通り、アカハラの赤の方がはっきりくっきりです。 しかし、お腹の下の方は白い子ばかりですからやはり要注意。 何とも紛らわしいのです。 それ以外の特徴を書きますと・・・。 大きさはほぼ同等。 くちばしの色は、上が黒で下がオレンジ。 脚の色もオレンジ。 ここまで共通。 やはり紛らわしいですな。 決定的な違いは一つ。 尾羽を開いてくれた時には確認できるのですが、 シロハラの尾羽の両サイド2~3枚の先端に白斑があるのです。 これはシロハラだけの特徴ですから、 紛らわしい子もここまで確認できたら間違いなしです。 さて、アカハラは林縁に良く姿を見せるような気がします。 ツグミは刈り込まれた草原や畑を好みます。 ネアカの順で並べますと、ツグミ > アカハラ > シロハラ ですか。 従って、ツグミはシロハラよりはうんと見かけることでしょう。 ところで、以前の日記にも書きましたが、 今年はツグミの飛来がかなり遅かった、或いは少なかったと感じました。 昨シーズンは12月の半ばから、あちこちの畑や芝生で見かけましたが、 今シーズンは1月に入ってもほとんど見られず・・・。 日記を紐解きますと、11月下旬に一度電線ツグミを見たきり。 ところが2月に入ると俄然目に付くようになりました。 一体全体何処に行っていたんだよ。と言いたくなるぐらい湧き出してきたのです。 我が家の近所でも、手賀沼湖畔でも、海岸線でも、 やたらと目に付くようになりました。 何れにしてもツグミの仲間は、 その多数が冬鳥ですから、関東の平野部からはそのうち姿を消してしまいます。 シロハラとお別れし松林から抜け出ると、開けた場所でアオジと会いました。 この子は♂でしょうが、何とも素敵な黄色いお腹。 頭の色はややくすんだ緑色。 下のくちばしはピンク色。 これぞ「アオジ」という、鳥類図鑑から抜け出たような典型的な子でした。 カメラのファインダーを覗きながら、思わず綺麗だと唸ってしまいました。 この日のお宿の「民宿千奈」の晩御飯。 ホテルのように豪華絢爛・品数豊富というわけではありませんが、 どれもが心尽くしのお手製です。 キンキの煮付けにありつけようとは思いもよりませんでした。 お刺身もピチピチ。 年寄り夫婦には美味しいものを少しづつが丁度良いですね。 宿のご主人が手作りされたランプシェードも粋です。 ここは鵜の岬からほど近い、伊師浜海岸の直ぐ近く。 松林の中を歩いて数分で浜辺に出られます。 心地よい潮騒の音を聞きながらぐっすりと眠れました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019.03.18 20:12:38
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