ついでがあって、実に久しぶりに神田神保町辺りを歩いて来ました。
はるるさんとしては、定番コースの御茶ノ水駅で降りて、駿河台下の三省堂本店までゆっくりと日当たりの良い坂道をだらだらと散歩して、すずらん通りあたりでちょっと一服。
暖かい日差しにぬるんでいるように見える神田川をまたいでる聖橋は、もう何十年も変わらずそのまま。
岩波ホールのある交差点まで、一軒ずつ店頭の均一本コーナーを物色して行くだけで至福のときに思えます。
歩いても歩いても、いっぱい未知の本が出現して来る楽しみ♪
でも、ちょっと前まであった書泉ブックマートそばの4冊で100円の名物露天ふるほんやさんは、消えてしまってた。。。
文人たちに愛されていた山の上ホテル界隈は、カザルス・ホールのある主婦の友ビルをはじめとして文化の香りのする場所がいっぱいあったけど、明治大学のキャンパスとして次々に売却されてしまったようで、少し味気なくなってた。
ブームの頃は、軒並みスキーを中心としたスポーツショップが多かったけれど、今はすっかりなりをひそめています。
学生街の街らしく、中古の楽器やさんが相変わらずやたらと多いなあ。
元はビニ本やさんが集まってた一角は、すっかりビデオやDVDと写真集の専門店になってます。
老舗のカードゲーム専門店?!として有名な「奥野かるた店」は健在でしたが・・・・水道橋駅に続く通りでは、めっきり古本屋さんの数が減っていました。
ハヤカワのポケミスや銀背のSFシリーズをずらりと置いてた古本屋も、たしかこの辺りと思っても何処にもありません。
バブルの狂騒と、それに続く永い活字の冬の時代。
銀座の有力な画廊の数がめっきり減少した、日本のアート界とだぶります。
今日は珍しくコートも要らなそうなポカポカ陽気の一日だけど。
水道橋での待ち合わせした用事も終わって、ほむぺの表紙でも案内してる福田さんの写真展を見に、水道橋から秋葉原で乗り換え、有楽町で降りて銀座の裏通りへ。
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