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このところ読んでいる警察小説は 横山秀雄著 「64 ロクヨン」 文芸春秋発行 647ページの長編小説。 私には好き嫌いの多い警察小説ですが、 今回は内容に引き込まれて、 やっと629ページまで読み進みました。 帯の紹介には(怒濤の展開、驚愕の傑作ミステリー!) 「警察の発表」に真実はあるのか。 「昭和64年に起きたD県警史上最悪の少女誘拐殺人事件をめぐり、 刑事部と警務部が全面戦争に突入。 狭間に落ちた広報官は己の責を問われる。」 警察小説の真髄が、人生の本質が、ここにある。 とあります。 なるほどハードボイルドな内容で、 緊迫する内容にハラハラドキドキ緊張しましたが、 やっとここへきて少しほっと一息。 というのも・・・
前庭とも呼べない塀沿いの一角に白い花が咲いていた。 (略) 地べたスレスレの所で、首を垂れるように 下向きに咲いている。まだ満開ではないのか、幼子の 「ぐー」の手に似ていた。 (略) 「だから何て花だ」 「クリスマスローズよ。お義父さんがなくなる少し前に植えたの。 ここ何年か咲かなかったんだけど、本当に長生きよね」 と警察小説にもクリスマスローズが登場したのです。 そしてこの小説は最後の2行を 「風花が舞ってきた。 その白さに、ふと、覚えたてのクリスマスローズを思った。」 で締めくくってあります。
ジージがチョコレートケーキを作りました。 モコちゃん&ノアくんは1切れづつ食べました。 私もこれからいただきます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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