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テーマ:福祉医療関係(1061)
カテゴリ:スウェーデン・デンマーク福祉視察漫遊記
さてと、久しぶりの介護福祉関連、
人間のおかあさん&おねえさんが視察してきたシリーズね。 デンマーク、ニーボーNivaa市のマーゲルトフテン・センターSundheds Center Mergeltoften、 このマーゲルトフテンは、市の地域高齢者センター。 ちなみに、デンマークでは1987年に高齢者住宅法っていうのができて、ニポンの特別養護老人ホームにあたるプライエムの建設が中止になったそうです。 時間がなくて、ちゃんと調べられないんだけれども、要するに、たぶんこれは、 お年寄りの具合が悪くなってから、施設に囲い込んじゃイカン!っていうこと?と思われます。 もっと早めに移り住める高齢者住宅(プライエポーリっていうらしい)が整備されているとのことです。←これって、実はすごいことじゃないですか? すっごい簡単に言うと、具合が悪くなってから「特別」に「養護」されるのってどうだろう?ってことです。具合が悪くなる前から、終の棲家(ついのすみか)に移って、そこの生活に慣れて...というわけですね。もういっこ言うと、具合悪くなってからだとどうしても、「移される=慣れた場所に見捨てられる」感がないかな?そういえば。 これってさ、人間のおとうさん、これ書く今の今まで気づかなかったんだけれども、きっちり考えてみる必要があるな。 ついでに言うと、発達障がいのある子どもたちに、今年度から「特別支援教育」っていうの始まったんですけれども、こう考えていくと、障がいを持つ子どもたちにとって、その子に合った関わりがなされるのは、ちっとも「特別」じゃなくて、当たり前のことじゃん。別に何かスペシャルなことなんかじゃないじゃん。 『ノーマライゼーション』っていう言葉があって、今じゃ一般化してますが、福祉領域では、いっとき、こういう「ノーマル=正常」にするというのは「健常者」サイドの発想で、本当は『ナチュラリゼーション』つまり「その人が一番その人らしくナチュラルに生活すること」が大切じゃないのか?って考えの枠組みが提出されたことがありました。私は、今でもこの考えがより妥当であると思っていろいろな方と関わっています。 それにしても「健常者」、これもイヤな言葉ですね。「病者」の対語は「非病人」であると、中井久夫先生は看護のための精神医学で述べておられますがまったく賛成です。 ←マーゲルトフテンに話が行く前に、長くなっちゃったよ。マーゲルトフテンの記事改めて書きます。 ポチ! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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