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カテゴリ:文芸評論
平凡な芸能界暴露話
芸能界の裏側に渦巻く、いやらしい世界は、容易に想像出来る。 当然、自分を売り込むための、手段を選ばぬ、ありとあらゆる事が行われる。 本書は、そんな芸能界の暴露話的な内容だ。 華やかな女優になりたいという主人公の気持ちも、分からない訳ではない。 しかし、ここまでして、、、自分そのものを捨てて、恥辱に心身を投げ打ってでも、女優になりたいのか? そう問うとすれば、主人公の答えは、YESなのだった。 しかし、内容は平凡だ。 芸能界の裏側は、だいたい想像どうりの世界で、物語には、刺激は少ない。 本書の見所は、むしろ、主人公の葛藤だ。 女優になるためには、何でもしますか?、、、というのが、オーディションの時の質問だ。 主人公は、迷わずYESと答えはしたが、生理的に受け付けない部分があって、終始悩む事になる。 そして、、、。 派手な文字が躍る帯とは裏腹に、キレの良くない内容。 私は、著者の新刊本は、ほとんど、買って読んでいるが、今回は、少し不満だ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年06月08日 13時44分42秒
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