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2008年07月13日
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カテゴリ:文芸評論
戦国の日輪

著者初の歴史小説は、驚く程、時代考証が緻密だ。
非常に多くの資料を駆使し、信長、光秀、秀吉らの所業を、正確に描こうとしている。
それらの人物に、ことごとく関わるのは、若い出家修行僧である随風(後の天海僧正)である。
随風が、後の武将達を見つめる眼は、本質的な部分で、確かだ。

この物々しい乱世の世を、著者は、学者肌的な、深い思慮をもって、冷静に描く。
そこには、メリハリがあり、先人が、あまり描かなかった事象を、深く突っ込んで描いている部分もあれば、
いくつかの、歴史的に有名な事柄が、案外、あっさりと、記述されていたりする。
こんな形で、歴史上の、謎に迫ろうとしている。

上下分冊であるが、上巻ではまず、それぞれの人物像が、多方面から描かれている。
そして、物語が佳境に入ってゆき、下巻もまた、非常に、興味深い内容だ。

ここで描かれている歴史は、我々が知っているそれとは、少し異なる印象がある。
それは、先人が描いたそれと、少々趣を異にするからであるが、本書には、最新の研究成果が、盛り込まれている。

それらを含めて、本書は、第一級の歴史小説だと言える。
そして何より、読むのが楽しい。





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最終更新日  2008年07月13日 22時12分47秒
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