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カテゴリ:コミックス
第2巻読後、勢いに乗ってすぐに読み始めた第3巻。
TVドラマでは、まだ放映されていないエピソードばかり。 そして、今巻の中で、私は思いもよらぬことを知ることに。 それは、三瓶が語った言葉の中にありました。 *** 第18話~第20話「相貌失認①~③」 ミヤビの主治医である関東医大・大迫教授に、MRI画像の提供を依頼するも断られ、 三瓶は自らMRIを撮りますが、海馬の損傷が僅かすぎ、記憶障害の原因が分かりません。 事故から1年経過して、なお重度の記憶障害が残るような、 そんな脳の損傷をミヤビは初めから負っていなかったのではないか、と三瓶は考えます。 そして、海馬の損傷より、右側頭葉底部紡錘状回の損傷による後遺症の評価から始めることに。 その結果、ミヤビは軽度の相貌失認で、特に人を覚えるのが苦手だということが判明します。 その後、星前はミヤビに、三瓶とミヤビの二人が一緒に写った写真について話し、 三瓶はミヤビを直すためにここに来たのではないかと言うのでした。 第21話~第24話「転移性脳腫瘍①~④」 63歳の池野真は、左肺門部に直系7cmの巨大腫瘍があり気管を圧迫、 右肺2か所と脳にも転移が見つかり、麻痺と意識障害が進行していました。 脳手術で意識をクリアにした後に、肺癌が治らないと呼吸苦で苦しめるだけとなるため、 三瓶はカンファレンスで、手術は出来るが原発巣である肺癌の根治は可能かと訊ねます。 それに対し、胸部外科医・先崎彰は、免疫療法を併用すれば可能だと答えたため、 三瓶は転移性脳腫瘍摘出術を行いますが、意識がクリアになった池野真は、 息子夫婦に少しでもいい状態で和菓子店を継いでもらいたいと、高額な免疫治療を拒否。 呼吸苦に陥った池野は「薬で眠らせてくれ。死なせて欲しい」と、三瓶に頼みます。 そんな池野に、三瓶は、池野の息子が自分の店を紹介するTV番組を見せます。 そこでは、三瓶が考えた「脳みそまんじゅう」も紹介されていました。 その直後、息子から資金繰りの目処が立ったので、 すぐに父親の肺の手術をして欲しいとの電話が入ったのでした。 第25話~第26話「通過症候群①~②」 交通事故で頭部顔面外傷を負った21歳女性が救急搬送されてきて、 急性硬膜外血腫除去術と顔面裂創縫合術の同時手術が行われます。 途中、アクシデントに見舞われたものの、麻酔科医・成増貴子の助力を得て何とか終了。 しかし、術後に患者が母親や医師、看護師などに物を投げつけたり暴言を繰り返すように。 これは、患者が脳損傷の急性期を過ぎた頃、 感情や人格などの精神面で障害や変化が見られる「通過症候群」の症状が出たためでした。 一方、関東医大の綾野が三瓶の前に現れ、ミヤビの治療に協力させて欲しいと申し出ます。 そんな綾野に、三瓶はこう言います。 今さら無理しなくていいんじゃないんですか 彼女は僕のこともあなたのことも忘れていますから *** さて、最初に書いた三瓶が語った言葉というのは、相貌失認に関する次の言葉です。 重症になると相手の顔がのっぺらぼうに見える人もいますし、 これって、『薬屋のひとりごと』の猫猫の父・羅漢と同じですよね!? さらに、三瓶はこうも言っています。 ちなみに相貌失認は先天性も含め人口の約2%にあって 気づかず過ごしている人も多くいます そうか、約2%もいるんですね。 とても勉強になりました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.05.12 20:14:26
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