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カテゴリ:国内旅行365
こんにちは。
世の中は、新型肺炎で大変なことになっていますね。
長く生きているので、これまでも、さまざまな感染症の流行に遭遇しました。しかし、今回ほどのインパクトは記憶になかったような。
辛いのは、新型肺炎になる恐怖もありますが、自粛することも多くて、気分がネガティブになるところ。
飲み会などでストレスを発散してきた人たちも、それがまた感染リスクを増大させるのではたまりませぬ。
せめて、安全なネット上で、ウォーキングを楽しんでいただこうか、と…。
…ということで、少し間が空きましたが、本日も、最新刊「おもしろ歴史ウォーキング 東京編3」からのネタです。
今回、ご紹介するのは、第7章の『 開運祈願! 東京メトロ1日乗車券で行く、東京レトロな神社仏閣めぐり 東京23区 』。
東京に張り巡らされた地下鉄を使って、都内の開運スポットをできるだけ訪れようという企画です。
諸事情があって、冒頭の部分だけですが…。
すべての記事は、こちらですよ。
是非、本書もご覧いただければ幸いです。
今回のウォーキングは、新型肺炎が世の中に存在しなかった頃に行きました。このときのように、何の心配もなく出歩ける日が返ってくることを祈っています。
1.東京にある日本各地の御利益スポットを激安でめぐる旅
いつもは観光スポットを徒歩で巡っていますが、今回は少し趣向を変えて地下鉄で巡ろうか、と。
…というのも、東京メトロ24時間券をもらったのです。大人600円で24時間、メトロ線内が乗り降り自由になるのですよ。それなら、できるだけ地下鉄を利用して都内を回らないと損だといろいろ使い道を考えました。
そのとき参考になったのが、東京メトロの駅で手に入れた冊子。「福をもたらす東京散歩」というテーマで、東京にある日本各地の御利益スポットが紹介されていました。
パワースポット巡りが女性に人気なのですか。最近、運気が低迷気味なので、神様のパワーをいただくべく、1日でなるべく多くの神社仏閣を巡ろうと計画を立てました。
東京には長く住んでいますが、都内を迷路のように張り巡らされた地下鉄を効率よく回るにはなかなか頭を使います。しかも、メトロ以外に都営地下鉄もあって紛らわしい。
今回使えるのは、メトロ線だけですからね。
2.「高輪結び大師」と親しまれる高野山東京別院
まずは自宅の近くにある南北線を利用して、白金台で下車。近くにシロガネーゼで有名な都内有数の高級住宅地やプラチナ通りがある駅ですが、今回は高輪方面に向かいます。
駅の近くに立派な長屋門が…。 ここは、結婚式場やレストランなどがある八芳園。江戸時代初期には、一心太助とともに有名な大久保彦左衛門の屋敷があったそうですよ。八芳園の名前の由来は「四方八方どこを見ても美しい」から、なのだとか。 それほど広くはありませんが、確かに、さまざまな景観がコンパクトにまとめられていて見ごたえありますな。 しかし、今回の旅の目的は別のところにあるのを思い出し、庭園を一周しただけでパワースポットを目指します。
明治学院大学を左に見ながら国道一号を渡り、急坂をのぼると目の前にレトロな建物が…。 ここは、昭和8年に建てられたという二本榎出張所。旧高輪消防署で、平成22年3月に「東京都選定歴史的建造物」に選定されたらしい。
昔見た、鉄人28号やエイトマンのアニメに出てくるような建物の外観。このような建築様式は、第一次世界大戦後に流行したそうですね。…と、これも今回の旅の目的ではないのでした。
私が行きたかった場所は、すぐ近くの高野山東京別院。
広々とした境内には、弘法大師空海の銅像や四国八十八か所霊場のモニュメントなどがありました。
ここが人気スポットなのは、「高輪結び大師」と親しまれ、多くの人の信仰を支えているからなのですね。しっかりお参りし、白金高輪駅から次の御利益スポットを目指します。
3.「東京のお伊勢様」と親しまれる東京大神宮
同じく南北線に乗って、次に下車したのは飯田橋駅。ここは、江戸城の外堀を望む駅ですね。近くには、当時の城門のひとつであった牛込見附(牛込御門)の石垣が今も残っています。 ここも近年、若い女性たちの人気スポットとしてマスコミでよく紹介されています。天照皇大神など、伊勢神宮の神様を祀り、東京の「お伊勢様」と親しまれているらしい。
都内屈指の縁結びの神社として知られ、行った日も良縁を願う参拝客が多く訪れていました。
修学旅行の中学生もたくさんいましたが、さすがに少し早いかもしれませぬ。
4.「関東の金毘羅さん」と親しまれる金刀比羅宮東京分社
飯田橋駅に戻り、再び南北線を北上します。次に降りたのは、飯田橋の隣の後楽園駅。 巨大な東京ドームや遊園地のある東京ドームシティが圧倒的な迫力で迫って来ます。個人的には、昔、後楽園ホールでよく見たプロレスが懐かしい。
次の御利益スポットは、歓声があがる東京ドームシティの近くの裏通りにありました。それは、金刀比羅宮東京分社。 四国の金毘羅さんの東京支店なのですか。
ここは、水戸光圀の兄である元高松藩主松平頼重の下屋敷だった場所。何度か前を通ったことはあったと思いますが、あまり記憶に残っておりませぬ。
境内はこぢんまりとしていますが、森の中の社といった趣でした。
四国の金毘羅さんへはまだ行ったことがないので、しっかりとお参りします。
後楽園駅に戻る途中、東京ドームシティでは音楽にあわせて噴水があがるウォーターシンフォニーのアトラクションが人気を集めていました。 外人客と修学旅行生が大勢、噴水の広場に集まっていましたね。
5.落語の「王子の狐」の舞台としても有名な王子稲荷神社
再び、南北線に乗ってさらに北上し、王子駅へ。ここでの御利益スポットは、王子稲荷神社。 元関東稲荷社の総社という由緒ある神社で、大晦日には関東一円の狐が集まると言われているそうな。開運スポットというよりミステリースポットみたいな由来ですね。
本殿の裏の丘には、もとは狐の巣穴だったという「お穴さま」と呼ばれる場所が残っていました。
何でも、「願掛けの石」とのことで、願いごとを念じながら「お石様」を持ち上げて祈願をするらしい。
解説板によれば、「お石様」は、持ち上げた際に、想像よりも軽かったら願いごとが叶いやすく、重く感じたら叶いづらい…といわれているそうな。
(以下、「おもしろ歴史ウォーキング 東京編3」に続く)
当然、「お石様」を持ち上げてみたのですが、その結果は…。
このあと、都内最古の富士塚がある鳩森八幡神社や日本の学校教育発祥の地・湯島聖堂などを巡りました。
商売の縁結びをもたらす、江戸の総鎮守・神田明神では、ポニーや獅子舞ロボットのユニークなおみくじにも遭遇。
最後にお参りしたのは、災難を除き、波を乗り切るご利益のあるという知る人ぞ知る神社。
今の時期こそ、ここにお参りしたほうがいいかもしれないと思いましたね。
東京の歴史ウォーキングの醍醐味が味わえる続きは、是非、こちらをご覧いただければ幸いです。
「おもしろ歴史ウォーキング 東京編3」
(参考) 目次より
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最終更新日
2020年02月29日 13時50分53秒
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