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カテゴリ:臥薪嘗胆
昨日は、取り乱したような日記を書き、
己の弱さを露呈したようで、少々恥じ入っております。 そんな文章にも、コメントを残して頂いて、有り難く思っています。 「臥薪嘗胆」と同じぐらい心に響く言葉が有ります。 「私の座右の銘:その2」です。 「人間万事塞翁が馬」 単に「塞翁が馬」とも言います。 ※「人間」を“じんかん”と読むようです。(下記解説参照) 人間万事塞翁が馬(じんかんばんじさいおうがうま) 中国の北の方に占いの上手な老人が住んでいました。 さらに北には胡(こ)という異民族が住んでおり、国境には 城塞がありました。ある時どういうわけか、その老人の馬が 北の胡の国のほうに逃げていってしまいました。 この辺の北の地方の馬は良い馬が多く、高く売れるので近所の 人々は気の毒がって老人をなぐさめに行きました。 ところが老人は残念がっている様子もなく言いました。 「このことが幸福にならないとも限らないよ。」 そしてしばらく経ったある日、逃げ出した馬が胡の良い馬を たくさんつれて帰ってきました。そこで近所の人たちがお祝いを 言いに行くと、老人は首を振って言いました。 「このことが禍(わざわい)にならないとも限らないよ。」 しばらくすると、老人の息子がその馬から落ちて足の骨を折って しまいました。近所の人たちがかわいそうに思ってなぐさめに行くと、 老人は平然と言いました。 「このことが幸福にならないとも限らないよ。」 1年が経ったころ胡の人たちが城塞に攻め入ってきました。 城塞近くの若者はすべて戦いに行きました。そして、何とか胡人から 守ることができましたが、その多くは戦いで死んでしまいました。 しかし、老人の息子は足を負傷していたので、戦いに行かずに済み、 無事でした。 この話は、中国の古い書物「淮南子(えなんじ)」に書かれています。 「人間万事塞翁が馬」の「人間(じんかん)」とは日本で言う 人間(にんげん)の事ではなく、世間(せけん)という意味です。 「塞翁」というのは、城塞に住んでいる「翁(おきな)=老人」という 意味です。総合すると、「城塞に住む老人の馬がもたらした運命は、 福から禍へ、また禍から福へと人生に変化をもたらした。まったく 禍福というのは予測できないものである。」という事です。 「禍福は糾える縄の如し」 (かふくは、あざなえるなわのごとし) ・・・と言うことで、ちょっくら試験勉強いたします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年09月15日 13時20分40秒
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