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2024年02月25日
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カテゴリ:かむ太郎の法則

 ↑ラファエロ作「アテナイの学堂」

この有名な絵の中央(向かって右の青い装い)の人物こそ

アリストテレス

です。

「万学の祖」と呼ばれ、現在の学問のほとんどが

彼の言うところの「哲学」の範疇に含まれる・・・との事。

(アリストテレスのいう「哲学」とは、

 『知的欲求を満たす知的行為そのものと、その行為の結果全体』)

なんてったって、かの「アレキサンダー大王」の

家庭教師だった・・・ってんだから驚き!

プラトンの弟子であるが、後に袂を分かつ。

決別した理由は政治的背景、思想的背景などが挙げられるが

この時の様子を、プラトンは

「アリストテレスは私を蹴飛ばして行ってしまった。」

と語ったらしい。

プラトンの「イデア論」を否定する学説に傾きかかったことも

大きな要因である。との事。

ま、実際に「蹴っ飛ばした」わけではないとは思いますが。




さきほどのラファエロの絵にも象徴的に

プラトン:自著「ディマイオス」を持ち、天を指す。(理想主義の暗喩)

アリストテレス:「ニコマコス倫理学」を持ち、手を前に。(現実主義の暗喩)

と描かれています。

先日記した、デカルトも、科学的アプローチを取り入れつつ

すべての事象を解き明かそうと試みたのですが、

アリストテレスは、デカルトよりも遥か2000年前に

科学的アプローチを試みていたのはすごいことです。

もちろん、この頃(紀元前384年~紀元前322年)は

「科学」という概念は確立されていなかったでしょうが・・・

自然科学の分野では、後の科学的発展により

当時の学説は多くが崩れ去っていますが、

「哲学」においては2000年以上経った今でも

十分に生きています。

逆に言うと、

「自然科学」は、この2000年で人類は

飛躍的に真実を解き明かしてきましたが、

こと「哲学」に関しては進歩が無い?

それとも、2000年前に既に人類の限界まで

解き明かしてしまった。ということか?



アリストテレスは、「ニコマコス倫理学」の中で

「徳」について触れています。

「徳」というと、「道徳」に代表されるように

人としての倫理的思考・行為や仏教で言うところの

「徳を積む」という感覚がお馴染みですが、

アリストテレスの言う「徳」とは、

・それぞれが持つ固有の特性を十分に発揮できる状態にあること。

更に、「その状態を発揮できること」を「善」としています。

「善」に至るには即ち「徳を積む(=己の力量を磨く)」ことが必須で

「徳」は日ごろの習慣により鍛錬され、磨かれていきます。

己の才覚を磨くことも、仏教的な「徳を積む」ことも

目指すべき姿に向かって、日々鍛錬を積む。

と言う点では似た感覚だと思います。

更に、アリストテレス曰く、

「善」=「幸福」

とも。

個々の特性を磨いた状態が「徳(アレテー)」

「徳」を発揮することが「善(アガトン)」

「善」を為すことが即ち「幸福(エウダイモニア)」である、と。



そう考えると、

アリストテレスの言うところの

幸福

ってのは、日々の積み重ねさえしっかりしていけば

そんなに遠い所にあるわけでもなさそう。

ま、その「日々の積み重ね」こそが難しいんですけどね。



常々自分に言い聞かせている

  人生は、1年1年の積み重ね

  1年は1日1日の積み重ね

  1日は1分1秒の積み重ね

  1分1秒は

  今この瞬間瞬間の積み重ね

という考えをしっかりと持ち続けることが

「幸福」への確かな手段か。



人生とは、

これまで積み重ねてきた「徳」と目の前の「選択」

の更なる積み重ね。

そう考えると、過去積み重ねてきた「徳」を

(良くも悪くも)しっかりと認識・自覚したうえで

この先常に迫ってくる目の前の「選択」を

より「幸福」に向かえるようにしていくことが肝要。





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最終更新日  2024年02月25日 18時10分44秒
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