壬晴と宵風の旅の終着点。
ひとりで死なないと約束したのに、宵風は自分のせいでみんなが傷ついたと。
自分は何も望んではいけないと自分を責める。
だが、宵風のためにと願う人々の想いはどうなる?
ここまでやってきたのは壬晴の意思。
宵風のことは宵風が決める。
それが皆の気持ちに答えるということ。
今の壬晴なら、宵風の願いをかなえることができるのだから・・・。
「僕の・・・願い・・・」
宵風の望みは・・・。
「このままで・・・森羅万象はいらない。
あるがままの僕でいさせて」
壬晴やみんなの気持ちを消したくないから。
・・・って、その答えを教会の屋根の上で聞いていた小太郎。
森羅万象の力が見れると期待に胸をふくらませていたので、すっ転がっちゃった♪
って彼は一体何しについてきたの(><)
皆の想いを胸に、残された命を全うしたい。
それが宵風の願い。
だから壬晴も自分の意思を確認する。
森羅万象は・・・・いらない!!
力を欲せとそそのかす森羅万象に向かって、壬晴は宣言する。
「さよなら、妖精さん」
残された時間を一緒に過ごすと決めた壬晴。
前向きな決意は壬晴を明るくさせたようです。
笑ってるよ~♪
いいことだ。
宵風と俄雨はどうやら雲平先生の家に居候のようです。
宵風が編み物をするってことで俄雨はお手伝い♪
あぁ、なんだか宵風がものっそ穏やかな表情してる!!
それがめちゃ救いだわ。
声もやさしくなってるし♪
そして、俄雨の腰には雷光のお守りが。
どうやらあの後、雷光の遺体は見つからなかったらしい。
残されていたのは雷光の髪にくくられていたお守りだけ(←どこかで生きてると望みを持ちたいなぁ)
最初は雷鳴にそれを渡そうとした俄雨ですが、雷鳴は俄雨が持っててと返す。
俄雨は少しでも雷光に近づきたいと、萬天の学校で剣道部に入ったようです。
いつでも雷光はそばにいる・・・それを信じて!!
そして壬晴たちも合流し、賑やかな家を眺める雲平。
しっかし居候をば~んと受け入れて、おまけに雲平のことも何事もなかったかのようにすんなり受け入れてしまえる英さんはやっぱすごいや。
この作品の最強キャラは私は絶対彼女だと思うもん♪
しかもみんなの事を子供だという英さん。
穏やかな気持になれたと、ようやくしあわせに気づいた雲平先生。
それは全部英さんのおかげですよ~♪
そりゃキスしたくもなるよね
あ、でもそれを虹一と雷鳴に見られちゃった(><)
虹一はどうやらこのまま育ててくれた恩もあるので相沢として生きるという。
久しぶりに姿を見せた猫は・・・どうするか分からないけど・・・・って何!?
しじまがこの猫・白玉だったの~~~~!?
こりゃ驚いた(><)
そんな秘密が隠されてたのね。
しじまは小太郎と森羅万象の話をする。
どうやら小太郎は森羅万象の見届け人という感じの存在のようで、森羅万象について書き続けられた書物こそが『風魔小太郎』だと言う。
有限の命だけど、彼もまたちょっと変わった存在。
内に森羅万象を受け入れたまま生きると決めた壬晴をこのまま見守るのも楽しそうだと。
そして・・・雲平と壬晴は久しぶりに話をする。
全部を知ってて、壬晴に近づいたとき、どんな気持ちだったか?
どんなつらい過去があっても、今はそれでよかったと思えるという雲平。
それが旭日の残した記憶だから・・・。
それを大切にしてと言う壬晴。
そして、ふたりで頼まれたおつかいに出るのだが、そこで雪見と遭遇。
宵風の薬を届けにきてくれたようですが、彼はまだ灰狼衆だから、宵風とは会えないというのだ。
本当は会いたいって思ってるくせに(><)
「お前にまかせる」って壬晴に何か紙切れを渡して去ってしまうのだった・・・・。
それはレモネードのレシピ。
そしてその下に書かれた住所は・・・。
そこへ宵風と一緒に向かう壬晴。
そしてたどりついたのは「香道」と表札のかかった家。
「うちに何か?」
声をかけた男に「庭がとてもきれいで・・・・」と目を細め、笑みを浮かべて答える宵風。
それは別れた両親の住む家なんだろうね。
そして父もまた最後に宵風に気づいて振り向くのだが、もうそこに宵風の姿はないのだった・・・・。
覚えていたより背が低く感じた父。
がっかり・・・ではないけれど、分からない感情があふれる宵風。
そして「壬晴に会えてよかった」と言って少し疲れたと肩を借りて眠る宵風。
もうすぐ春がやってくる------------。
そして皆はそれぞれの地で、それぞれの生活に戻る。
EDのテロップをバックにそれぞれのキャラが映るのがなんだか寂しいね。
最終回って感じ。
そして、編み物をする宵風に、レモネードを入れると立ち上がる壬晴。
少し疲れたと、笑みを浮かべて鳥がはばたく空を見上げた宵風・・・。
だがその身体は、キラキラ光る欠片となって、空へと飛んで行ってしまうのだった--------。
残された宵風の服を頬にあてる壬晴。
「忘れないよ、宵風、君のこと-----------」
あぁ、やはり最後は宵風は逝ってしまわれるのですね(><)
でも穏やかな表情だったのが何より!!
そして満足そうでしたしね。
とてもしずかな終わりでした。
これもこの作品ならではの一貫した雰囲気だったと思います。
オリジナル展開になって、ちょっと宵風がふらふらし出してテンポ悪かったり、雲平が全然動かなかったりで、話が全然進まなかった回もありましたが、面白い着眼点と魅力的なキャラで見せてくれた作品だったと思います。
やっぱ宵風の存在が大きかったなぁ。
でも最後まで雲平は印象的な活躍がなかったのは勿体なかった所。
服部とかの存在も黒幕のわりにあっけなかったしねぇ。
でも壬晴も成長出来た。
あ~でももう少し小悪魔な魅力は最初の時みたいに見せてほしかったかもね♪
何せこの作品はキャラ勝利って感じ。
お話は最後は着地点がキレイだったのでよかったのですが、結局森羅万象については曖昧なままでしたね。
豪華キャストで耳でも楽しませてもらいました。
絵も総体的に崩れることもなく一環してましたし、背景のやわらかいのも好きでした。
原作は・・・まだまだ続いてますし、機会があれば読んでみたいと思います。
長い旅、お疲れ様でした(^^)
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