失われた王の力-----------!!
怒涛の展開が続く「ギルティクラウン」
今回もまたせめぎあいの数々でしたなぁ。
真の王・涯の誕生で、用済みとなってしまった集。
切られた右腕からはおびただしい血が流れ出し、このままでは集の命も危ういだろう。
葬儀社のメンバーも困惑する中、なんとGHQは涯を守れと命令を受ける。
当然ヤンは敵を守るなど出来ないと突っぱねるも、それが上からの指示だというのだ。
だがその時、上空に現れたRM弾頭を乗せた軍機が到達。
殲滅を指示され、RM弾頭の投下作戦が開始される。
すると、涯は生徒たちのヴォイドを次々と合体させ、大きなミサイルを作ってみせたのだ!!
涯は数個のヴォイドを融合できるというのか。
それは軍機を貫き、RM弾頭を破壊する。
だが----------次々と生徒たちは結晶化し、消えてしまったのだ!!
ヴォイドが壊されたというより、壊したと言った方が正しいか。
まるで使い捨ての道具のようにヴォイドを、命を扱う涯。
綾瀬たちは涯が生きていたことを喜ぶも・・・このやり方はあまりにむごい。
かつての涯には考えられない横暴さ。
仲間を殺された生徒は、涯に襲いかかろうとするも・・・彼女もまたあっという間にヴォイドを破壊され、結晶化・・・。
何故こんな酷いやり方を?
「俺はかつての俺ではない。
選べ。
それでも従うか、あるいは俺の敵となり、今ここで朽ち果てるかを」
どうしてしまったのか。
困惑のツグミ、アルゴ。
だがそこへヤンが、涯を守るなどありえないと、味方に発砲し、ついでにツグミも守っちゃった(^^)
お前さえいなければこんなことにはならなかったと、涯めがけてエンドレイヴで攻めて来る。
そのドサクサに紛れ、アルゴは綾瀬とツグミと撤退することに。
いのりは集の元へ駆け寄る。
炎に包まれ、涯はそれでもひとり立っている。
GHQはそんなヤンを攻撃し、暴挙を止めたのだ。
そして、涯の防御は亞理沙が。
ああ、彼女もすっかり涯の虜・・・むしろ下僕だな。
こりゃ使い捨てられるのは目に見えてるし。
それでも彼の役に立ちたい一心で、ついていくようで。
だが、この混乱に紛れていのりは集を連れて逃げたよう。
ウイルス殲滅という大義名分を掲げ、国連は日本国を消滅させるべく艦隊を寄越すも・・・。
それを一掃してしまった涯。
そして、全世界へ向け涯は宣言する。
「お前達の命は、すでに俺の手に落ちた」
なんと、ルーカサイト・対地攻撃衛星を使って全世界の命運を手中にしているというのだ!!
ずっと姿を消していた城戸はここで涯を手伝っていたということか。
今後は涯の許可なくしては、いかなる軍事行動も認めないと宣言。
「俺の要求はただひとつ。
邪魔をするな、それだけだ」
なんという暴君。
だが・・・おかしなことに、涯のこの宣言により、世界は奇妙な静けさを保つことになったよう。
お互い様子見といったところか。
24区もあれから動きはないようで・・・。
結局集も、いのりも見つからないまま。
この事態は・・・やはりあの王の力がもたらした混乱。
古い秘密結社・ダートの存在をあげる供奉院。
その存在が新派を作り、ここまで至ってしまったよう。
亞理沙が24区に味方した事で供奉院自身も動くようで。
一方・・・息子・集を裏切った形になった春夏。
だが、どうやらこれは、集を王の力から開放するための手段だったよう。
あぁ、そうか、そういう考えだったんだ。
裏切っているのではなく、集の事を考えて・・・の行動だったんだね。
「あなたは生きて、お願い-------!!」
それが母の願い。
一方、いのりの捜索を命じられた24区。
その作戦に志願した亞理沙。
そのくせ何故涯がそこまでいのりにこだわるのかが分からなく、苛立ちを隠せないようで。
いのりは集のため、食料を探し、荒野をGHQから身を隠して逃げているよう。
集は助かったようですが・・・懺悔の日々。
「ごめん、僕が間違っていた・・・ごめん」
うわごとのようにつぶやき続ける集。
いのりはそんな集を見守るしか出来ない。
だがその時、ついに亞理沙たちがいのりを捕捉。
捕獲に出ようとしたその時、行く手を阻んだのは------供奉院!!
孫・亞理沙との対面を果たす。
涯に尽くしても、報われることはないと忠告する供奉院。
だから身内の恥は自分の手で・・・!!
亞理沙を殺そうと刀を振り上げた供奉院。
だが、亞理沙の拒絶で放たれた銃弾が供奉院の胸を貫く。
あぁ。
亞理沙ももう引き返せないところまできてしまったか・・・。
奴らの狙いは自分。
いのりは困惑する。
だが、その時、街をうろついていた男達に囲まれてしまういのり。
怯えるいのりは--------一瞬後意識を失い、気づいたとき、自分の周りでは男達がうめき声を上げていたのだ!!
またも誰かがいのりの意識を奪ったのか。
怯えるいのり。
なんとか集の元へ戻ったけれど・・・。
いのりがいのりでなくなるのを感じた集は「いけない!!」と声を荒げる。
それでようやく目を覚ましたいのり。
自分が自分でなくなる感覚が怖い。
いのりは必死に集にすがり付いて涙を流すのだった--------。
だが、このままではいつか・・・集を殺してしまう。
集が作ってくれたおにぎりを食べながらいのりは考える。
だがその時、もうひとりの自分が囁きかけてきたのだ。
真名が・・・!!
「だって、あなた、化け物なんですもの。
あなたの心は偽物。
化け物に心なんてあるわけない。
私の元に帰ってらっしゃい、あなたが集を殺してしまう前に、ね」
偽物の心。
化け物。
その言葉に怯えるいのり。
「いのりはいのりだから」
中身はどうであれ、そう言ってくれた集の言葉が今のいのりの信じるべき真実。
そして、傷つきながらも歌を歌ういのり。
その歌声を聞きつけた集は・・・いつしか涙を流していた。
何故泣いているのか、戸惑う集に近づき、その身体をやさしく抱きしめるいのり。
「聞いて、集。
もう自分をキライにならないで。自分を責めなくていいの。
あたし、集と一緒にいて、たくさんの気持ちをもらったよ。
全部集のおかげ。
みんなが集の事嘘つきって言っても、自分の事キライになっても、
あたしは、集の味方だから---------」
いのりの言葉に慰められ、涙する集。
だが・・・。
「それじゃぁ、行くね」
彼らの狙いは自分。
だから、自分が囮になると言い出すいのり。
だが、いのりを犠牲にするくらいなら自分が。
そう反発する集の額に触れたいのりの指先。
集の意識が遠ざかる。
「お休み、集----------」
そしていのりは優しい別れのキスを集に捧げるのだった・・・。
いのりぃぃぃぃ(><)
エンドレイヴを前に、いのりは己の真の姿を開放する。
桁違いの力に圧倒されるエンドレイヴ。
いのりは容赦なく彼らを切り刻み、戦いを仕掛ける。
「化け物でもいい。偽物の気持ちでも・・・あたしは集を守る!!
だって、あたしは、あたしだから----------!!
たとえ偽物だったとしても、わたしにとっては、それがたったひとつの、
本物だから----------!!」
だがその突進を止めたのは---------涯。
ヴォイドの矢がいのりを貫く。
そして、それはいのりを拘束する縄に。
「どうして人間と寄り添えると思った。
化け物」
涯、冷酷すぎるわ(><)
その頃・・・四分儀はついに嘘界からチェスで勝利。
勝利の褒美に会わせてくれると約束していた男とは--------涯。
集の元に残されたのは-----------いのりの髪飾り。
手のひらに残ったそれを握りしめ、集も再び立ち上がる。
いのりを取り戻す------------!!
もう一度、戦う決意を固めた集。
だが、相手は王の力を持つ涯。
集は一体どうやってこれと立ち向かうのか。
葬儀社メンバーは涯に味方するのか。
微妙な立場に立たされる事になった綾瀬たちの動向も気になるところ。
いやぁ、いっそ容赦ない涯の言い方が別人というのを認識させてくれていいわ。
下手に優しさがあると勘違いしちゃいそうだし。
本人が言ったように、以前の自分ではないって話なんだろう。
集の新たな成長を見守り、涯との決戦に注目ですね。
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