計画倒産----------!!
今回の案件は、かなり悪質な脱税。
ネットの広告業『ホツミ』
その元従業員からのタレコミで、この会社は計画倒産するつもりだという話が入ってくる。
ホツミは、最初から返済の見込みのない初期費用と称して集めたお金を踏み倒すつもりで、尚且つ滞納金が400万もあるよう。
どうやらこれに、金子の奥さんも被害に合ってしまったようで(^^;)
トッカン扱いにするって、権限行使してるし。
調べを進めると、代表者の幾嶋は以前にもいくつか会社を倒産させており、これはプロのツブシ屋。
だが、破産の申し立てが出たらアウト。
もう国税では手を出せないのだ。
そこで鈴宮が裁判所に破産手続きをされたかどうか確認に行くと、受付の帯刀に、個人情報なので教えられないとすげなく断られてしまう。
そこで計画倒産をとめるため、明日はホツミをSすることに。
「私の辞書に『欠損』という文字はない!!」
鏡もやる気満々♪
だが、なんと、3000万級のSが入り、どうしても人手がいるということで、鏡をはじめ、科の人間が全員そちらに借り出されてしまったのだ!!
結果、ホツミのSは鈴宮一人が担当することに。
たったひとりでの孤独な作業。
ホツミの入金先の徹底的な調査をする鈴宮。
隠し口座を探すため、顧客だった人に、当時どこに入金したかの確認を地道にはじめたのだ。
大変な作業の中、先約があり、居残りをしていた錨は、破産申し立てに手続き開始までは1週間あるから大丈夫だとアドバイスしてくれるのだが・・・。
進行状況を心配して木綿子から電話が。
トッカンには自分で考えろといわれたとちょっと泣き言めいたはなしを聞かせるのだが・・・。
このままでは鏡と鈴宮の欠損になってしまうのだ。
信頼しているからこそ、突き放したような言い方しか鏡はしないのだろう。
「鏡トッカンの期待に応えてあげて!」
そして、何軒目かの被害者の家を訪ね、振込先を教えてもらうと・・・。
最初は迷惑そうに忘れたといっていたその主婦だったが、鈴宮の熱意に負けたか、調べてくれたのだ。
そして、それは今まで調べたのと違う口座だったのだ!!
「ホツミを懲らしめてやって!!」
主婦の想いも受け止め、鈴宮の努力が報われた瞬間。
隠し口座を発見したので、破産手続き停止の書類を持って再び裁判所を訪ねた所・・・。
なんと、タッチの差で破産手続きが開始されてしまったのだ!!
1週間の猶予があるのではないのか?
だが帯刀曰く、書類に不備もなく、簡単な案件だったので、すぐに処理されたというのだ。
詐欺に合った人はどうなるのか。
法律は印籠ではないと詰め寄る鈴宮。
だが、帯刀は鈴宮に告げる。
「あなた方税務署が、裁判所の令状もなく差し押さえできるのは、国税徴収法という印籠のおかげじゃないんですか?
自分を棚に上げて正義感ぶらないほうがいい」
帯刀の言葉に、そして差し押さえが間に合わず、みすみす幾島たちを逃がしてしまったと落ち込む鈴宮。
すると、そこへ大島の妻がお金を持って来たのだ!!
おおお!!
懐かしいねぇ、1話の自殺しようとしていた町工場の奥さんじゃん♪
今は少しずつ工場も回り始めたんだとか。
大島はまだ病は癒えてないけれど、鈴宮に税金持って行けとうるさいんだとか(^^)
笑ってそう話してくれる大島。
だが、鈴宮が落ち込んでいるのに気づき、どうしたのか尋ねてくれたのだ。
「大島さんご夫婦にお会いしてなかったら、私この仕事続けられなかったかもしれません。
税金を徴収するだけが仕事じゃないって、大島さん夫婦に教えてもらいました」
なのにひとりでは何も出来ない、成長できない。
そんな風に自分を卑下する鈴宮に、大島は優しく諭す。
「私達の命を救ってくれたじゃないですか」
「お金になんか殺されないで」
そう言ってくれた鈴宮の気持ちにこの夫婦は救われたのだ。
「しっかりしなさい、鈴宮さん!!」
大島の言葉に、ようやく笑顔を取り戻せた鈴宮。
こうして鈴宮のおかげで救われた人もちゃんといるのだ。
さて、そこへかかってきた鏡からの電話。
このまま諦めるのか。
負けを認めるのか。
「法には法だ」
勢いだけでは裁判所には勝てない。
そうアドバイスをする鏡。
そして、隠し口座を楯に、帯刀に破産手続きの開始に不服申し立てを申し出る鈴宮。
だが、受付時間は終了したので、後日書類をもってこいと言い出す帯刀。
でも、それでは幾島は海外へ逃亡してしまうかもしれない。
被害者は困っているのだ。
そんな人を救えたらと思ったことはないか。
法律だから仕方ない。
自分もそう思ってきた。
「でも、私たちは救うこともできるんです。
法律だけじゃ、誰も救えない。
法律にだって心がいるんだと私は思います」
だが、決定を下すのは裁判官なのだという帯刀。
するとそこへ、調度ホツミの担当の時雨沢という裁判官が通りがかって、声をかけてくれたのだ。
ホツミにはめぼしい財産はなかった。
だから手続きに時間はかからなかった。
だが、隠し口座が出た以上、再審の余地があると!!
その話を聞いて、鏡へすぐさま連絡を入れる鈴宮。
トッカン!!
わはは!!
しっかり裁判所前にいるし♪
なんだかんだで鈴宮のこと心配して、信用してるって話。
どうやら時雨沢裁判官への話を通してくれたのも、知り合いだった署長だったようで(^^)
しっかり部下のフォローもできるんじゃん、この署長♪
そして、海外逃亡しようとしていた幾嶋の前に立ちはだかった鈴宮と鏡。
幾嶋にホツミは倒産できなくなったと伝える。
「これからあなたは、大勢の人達から詐欺罪で訴えられることになると思います。
観念しろ! 幾嶋ツトム!」
今回は鏡も鈴宮をとめなかったようで(^^)
むしろ法律は怖いでしょと、幾嶋に囁いてみせたのだ。
無事倒産阻止成功。
引き出されていた現金はその場で押収。
大成功を祝ってくれる課の皆。
でも、破産手続き開始に1週間あると錨は言った。
何故簡単な案件は短縮されることを知ってるはずの彼女はそういったのか?
そこへ錨に電話が。
廊下で話す彼女は、電話の相手に叫ぶ。
「いつまで私を苦しめれば気が済むのよ!!」
通話を切って、嗚咽を漏らしだす錨。
一体彼女はどんな問題を抱えているのか。
何故鈴宮をはめるようなアドバイスをしたのか。
夫は商社マンじゃないのか?
そこらへんが何かきな臭いものを感じるね。
この人のことが後半の山になるのかしら。
少しだけ成長できた鈴宮。
もう最初の頃のおどおどするだけでない彼女の姿に、あまりイラっとさせられることはなくなってきたかな。
無事芽夢との友情も戻ったようで。
で、今度はそこに南部も仲間入り?
女子会ノリはコメディでお話的にも息抜きにはなりそうですね。
ずいぶん見やすくなったすっきりな脚本になってきたかなぁ。
これからの鈴宮の成長にも期待!!
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