テーマ:洋楽(3372)
カテゴリ:洋ロック・ポップス
1978年発表の第4作
ハート(Heart)は1975年に第1作『ドリームボート・アニー』でデビューし、『マガジン』(この盤のリリースをめぐってはレコード会社とバンドの間に問題が生じた)、『リトル・クイーン』とアルバム作品を重ねていった。そうして、1978年秋に第4作としてリリースされたのが、本盤『ドッグ&バタフライ(Dog & Butterfly)』であった。 LP時代のA面(1.~4.)が“ドッグ・サイド”、B面(5.~8.)が“バタフライ・サイド”と名付けられていて、テイストが少し異なっている。大きくは、前者が“ロック・サイド”、後者が“バラード・サイド”といった趣である。全体としては、前後の他のアルバムと同様、1970年代後半のハートの勢いと彼ららしい音楽要素がバランスよく盛り込まれている。 特におすすめのナンバーをいくつか挙げておきたい。前半で注目したいのは、まず、1.「クック・ウィズ・ファイア」。スタジオ録音にライヴ観衆の音声を被せて疑似ライヴ風に仕上げたようで、アルバムのオープニングに相応しいハートらしいナンバー。4.「ストレイト・オン」は、シングルとして全米15位を記録したこの時期のハートの有名曲の一つ。 後半に目を向けると、5.「ドッグ&バタフライ」もシングルカットされた曲。大きなヒットにこそならなかったが、ハートのアコースティックやバラード系の楽曲としては、トップクラスの好曲だと思う。最後に、8.「ミストラル・ウィンド」は、本盤の中でベストといってよいかもしれないナンバー。静かな出だしから激しさを増していくドラマチックな曲調、その展開に合わせたアンのヴォーカルの盛り上がり(貫禄の出た後々の彼女ならともかく、当時はまだ20歳代!)は、一聴の価値ありと言える(ちなみに、6.もこの8.と同じような部分があっておすすめだったりする)。 [収録曲] 1. Cook with Fire 2. High Time 3. Hijinx 4. Straight On 5. Dog & Butterfly 6. Lighter Touch 7. Nada One 8. Mistral Wind 1978年リリース。 【輸入盤CD】Heart / Dog & Butterfly (ハート) 以下のブログランキングに参加しています。お時間の許す方は、 クリックで応援よろしくお願いします。 ↓ ↓ ↓ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023年02月01日 06時41分46秒
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