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テーマ:小学生ママの日記(28701)
カテゴリ:≡映-バングミ-
なんとなく眠れなくて(新幹線で寝すぎたせいと噂アリ)テレビを見ていると、テレビ東京で1:00より放映された「NNNドキュメント'08娘は…自閉症 ある家族の闘い600日」を視聴した。
かなり、看板に偽りアリの番組。 放映された分は、一年程度で、過去は家庭用ビデオの映像で、600日ってドコから、という感じ。 また、行政を悪者にしているが、どちらかというと、両親側の自閉症への無理解と行政へのゴリ押し、子離れできない親、という酷い内容だった。 概略をお話すると、三歳で自閉症と診断された女児が、来年就学する。 識字や記憶する力があると主張する両親は、障害がある子供は学区外の学校にも通えるいう条例を盾に、学区外も含めた普通学級に通わせたいと考えるが、行政とトラブルを起こす。 結果として、学区内の学校に特別支援教室が新設される予定に飛びつき、教室にたった一人の児童として入学する。 同い年のWISC検査でデコボコ結果を出した小一長男、放映された子より重度の自閉症の姪を持つ身として、かなり違和感を感じた。 まったく、医者や(行政などの)相談相手が出てこないのだ。 識字や記憶する力があると主張するのだが、診断結果や障害手帳の程度など、話も出てこない。 三歳まで言葉を話さないのを放置して、診断を受けなかったのも、よく分からない。 視線を合わさない、音に敏感で耳を塞ぐなど、顕著な自閉症の症状があるのに、だ。 保育園に通わせているのだから、保育園から行政への紹介などがあったハズだ。 (ちなみに長男は保育園の紹介からの流れでWISC検査を受けた) 勝手な想像だが、両親は自閉症という病気を理解しないまま、医者にも療育教室にも通わせてないのだろう。 そして、勝手な自己診断で、識字や記憶する力があると主張。 ウチの子は、ちょっとだけ劣っているだけだ、と。 だから、医者に行く必要もなく、周りが支えてくれれば、普通学級にも入れるハズ。 そこで、我が子に相応しい普通学校がある小学校を学区外まで見学しよう、という話になったのではないだろうか。 しかし、適切な相談をできていたら、そちらからの情報或いは働きかけで、障害の程度からして、ここの学校がいいのでは、という話があるだろう。 それほど、選択肢が広くないとしてもだ。 学区内に特別支援教室などがない場合、学区外に入学できる、という条例を拡大解釈して、どこでも入学できるから選ばせろ、というのはお粗末だ。 そもそも、見学程度で、普通学級でどんな支援がしてもらえるか分かるとは思えない。 そして、学校の教員だって、同級生の親だって人だ。 ゴリ押しの入学を暖かく支える聖人君子ばかりではないのは、想像できないのだろうか? 療育教室からのデータもなく、ただただ「ウチの子は識字や記憶する力がある」と分かってない親に言われても、学校としては受け入れられないだろう。 自閉症児の受け入れには、様々な理解を得る必要があるが、一番の両親が理解していないのだから、当然だ。 また、新設の特別支援教室に入学させるというのも、スゴイ判断だ。 どんな先生が、どんな運営をするのかも分からないのだから。 普通学級は、学区外まで通わせる気でいたのに、特別支援教室は近場で、って遠くに通わせるのが面倒になったとしか思えない。 子供が、楽しく通えるトコロを選ぶと言っておきながら、親のエゴ丸出しだ。 今後も、学校とブツかるのだろう。 自閉症が、ようやく理解を得てきたかと思っていたが、一番肝心な両親が分かっていないとは、非常に悲しい限りだ。 自分の子供への幻想を捨てて、自閉症と向き合わなければ、潰れるのは子供だ。 そうなったら、また行政を責めるのだろうか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008/11/19 08:57:17 AM
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