僕が僕らしくあるために

31日未明に大阪を出まして、信州・白馬に向かいました。
年末年始は、ここ数年の恒例となっています
スキー場での年明けというパターンです。

大阪を午前1時過ぎに出発しまして、
名神高速をひた走り、小牧JCTから
中央道に入ります。

交通情報を聞いていましても、中央道は
特段の規制は掛かっていませんでしたので
安心して走っていたのですが・・・
恵那山ＴＮを抜けた途端、雪が降り始めました！

まぁ、確かにチェーン規制が出るほどの雪ではないのですが、
やはり気にはなりますので、若干速度は控えめにします。

そうこうする内に、雪はどんどん激しく降りだしまして、
駒ケ岳のＳＡ付近では、かなりの吹き降りになり、
路面もあっという間に真っ白に冠雪してしまいました！

小ブログでも何度か書いておりますように、
ここ数年、何度か自家用車でスキーに出かけていますし、
過去にはスキーバスで何度も信州に出かけましたが、
南信のこの辺りで、ここまでの雪に遭ったのは
初めてです。

車群のスピードも制限速度をかなり下回る程度まで
落ちましたので、こちらも周りに合わせて
低速走行を行います。

幸いなことに、その後も断続的に雪は降り続きましたが、
高速道路上で路面が冠雪するような状況は、
この１度きりでした。
ちなみに、岡谷JCTから長野道に入った後は、
むしろ降雪は小康状態になりましたので、
全く天気というものは、よくわかりません。

梓川ＳＡで休憩と給油を行い、いざ白馬へ！

一般道に入り、池田町付近に差し掛かりますと
本格的な雪になってきました。

幸い直前を、大型のタンクローリーが走っていましたので、
その後に付いて走る恰好となりましたので
路面は降雪のわりには、比較的好条件での
走行が続きました。

大町市に入りますと一段と雪は激しさを増し、
木崎湖付近に差し掛かりますと、完全な
降雪＆圧雪路面となりました。

しかし、最近のスタッドレスタイヤというものは
大したものですね。
全く何のストレス、トラブルもなく快適に走ってくれます。

というわけで、大きな問題もなく
白馬五竜スキー場に無事到着です。
が・・・
かなりの降雪で、駐車場に停まっていましても
みるみる雪が積もっていきます。

かと言って、降りしきる雪を止める術もありませんので、
車中で着替えて、初滑りに向かいます！

これだけ降れば、さすがにゲレンデコンディションは
抜群です！
気持ちよく滑ってはいたものの、かなり雪が激しいため、
顔は(寒さで）痛いですし、視界もなかなか確保出来ません。

それに、さすがに大晦日というだけあって、
ゲレンデもかなりの混雑ぶりで、
入り口のリフトなどは、久しぶりに10分以上の
リフト待ちの列が出来るような状態でした。

まぁ、そんな状況ですので、かなり早い昼食を摂りに
11時過ぎに休憩をしました。

ちなみに白馬五竜のエスカルプラザのカレーは、
想像以上に美味でしたことを、書き添えておきます

前述しましたように、かなりの降雪でしたので、
連れ合いがフェイスマスクがどうの、帽子がどうのと
言い出しましたので、一旦駐車場の車まで
荷物を取りに戻ったのですが・・・
僅か4時間ほどの間に、20cm程も車が雪に埋もれています。。。



トランクを開けるにも、まずは開口部の雪を
除雪する必要がありますので、何とかかんとか
除雪を行い、更には帰りのことも考えて
一通りの除雪を行い、再びゲレンデに戻りました。
まぁ、この時の一抹の不安が、後に現実となるわけですが・・・

午後からも滑り始めたものの、降りしきる雪は
激しさを増すばかり！
14時を過ぎた頃からは、風も吹き出しましたので、
早々に滑走を諦めて、宿に向かうことにしました。

が・・・
午前中の雪でも前掲の写真のような状態であった
わけですが、激しさを増した雪は除雪を行ったにも
関わらず、僅か2時間余りで全く同じか、むしろ
それ以上の状態に、駐車場の車に降り積もっていました。。。

とは言え、それでも一旦除雪を行っていますので、
周囲の車の半分ほどの積雪量でしたので
車上の雪は、ある程度の時間で除雪することが
完了しました。

しかし！
駐車場が積雪しているわけですから、車が動きません！
もう少し詳しく説明いたしますと、車が停まっていた場所は、
他と較べて雪が少なく、その他の場所は深々と雪が
降り積もっているわけです。

車輪の前やバンパー付近を足で押し固めましても
優に10cm以上の段差が出来ています。

で、いくらスタッドレスを装着しているとは言え、
所詮はＦＦ車。
ソロソロと前進させましても「ガッ」という異音を発して
駐車場所から抜け出してくれません。

やむを得ずアクセルを吹かしてみましたところ
グワァー！！と轟音を発し、スピードメーターは
60km辺りまで上昇するものの、むなしく空転！

挙句、右側だけが雪を噛んだようで、
危うく左側の車に衝突しそうな状態になりました

どうすべっかねぇ。。。
とは言え、どうしようもありません。
再び車輪の付近の雪を押し固めたり、
段差を埋めたりするも、結果は変わらず。。。

こうなってくると、雪になれていないだけに、
ほんと泣きそうになります

ただ、泣いても仕方ありませんし、
2度3度とチャレンジをしておりましたら、
何とか脱出に成功！

しかし、今度は操舵が聞かず、
車が出口を向いてくれません。
そりゃそうですよね。
駐車場がゲレンデ状態になっているわけですから、
ＦＦ車如きが走れるような状態ではありません。

とは言え、ここもかなりのスリップをしながらも
何とか方向転換を果たし、駐車場を脱出！

着替えているうちに再び雪に埋まりそうでしたので、
スキーウェアのまま運転をし、今晩の宿泊先を
目指します。
その距離６km！

スキー場の駐車場を脱出し、取り付け道路も
無事に下山。
一般道まで出たところで愕然としました。
除雪がされていません！！

後でわかったのですが、僕が走ったのは
いわゆる「オリンピック道路」と呼ばれる
主要地方道でして、この１本先にある国道は、
当日もキチンと除雪はされていたようでした。

しかし、かなりのパニック状態になっていたこともあり、
そこまで頭が回らず、完全な凍結路となっていた
道路を、宿まで走るハメになりました。

朝方の「最近のスタッドレスは・・・」などと
いう余裕はなく、凍結路を走る車は
非常に乗り心地が悪く、さらには少し油断をしますと
車はあらぬ方向に滑っていきます。

やっとの思いで宿の近く、いわゆる白馬みそら野の
ペンション村にたどり着きましたが、
ペンションの場所がわかりません

ペンションに電話をしつつ車を走らせますが、
このような主要道から奥まった場所など
全く除雪がされていないにも等しく、
いつスタックするかも判らないような有様のまま、
不安に苛みながらもようやく宿に到着。

辛うじて、無事に年を越せることとなりました。
皆様、本年もお付き合いの程、誠にありがとうございました。m(__)m