カテゴリ:【如水・壺公慷慨】
★忘備忘却録/きょうの過去帳・狂★ ◆ 新治県であるチバラギが分割され、茨城県と千葉県による搾取が始まる(1875年)。◆ 聖徳太子が役人の体たらくに我慢出来ず、「十七条憲法」で生活習慣の改善を求めた(604年)。 ◆ ソビエト連邦を文字通りぶっ壊した酔っ払い親父の後始末を行うため、スパイ上がりの男がロシアのトップに(2000年)。酔っ払いおやじのお友達は当初与し易しと思っていたが、何時の間にか自分たちが粛清されました。=ウラジーミル・プーチン外伝= 【彷徨癖者/如水の愛犬 “ハクとココ”が悲嘆・感嘆 / 令和4年05月07日】 海外人気の「着物」をアップサイクル、文化起業家の創業5年物語 =前節= =ForbesJapan / スタートアップ /2023.05.04 / 督 あかり | Forbes JAPAN編集部 世界でも広く知られる伝統的な衣装、着物。海外からは「クール」と称される日本文化の代表だが、現代ではなかなか気楽に着られるものではない。日本には、そんな活用しきれていない文化資源が山ほどある。 そんなギャップを解消しようと、京都で生まれ育った田尻大智は、2018年に着物をアップサイクルするブランド「Relier81」(ルリエ エイトワン)を立ち上げた。京都を中心に続々と誕生するカルチャープレナー(文化起業家)のひとりだ。 これまで着物の帯を再利用した女性向けサンダルを主力商品として、西陣織メーカーやアパレル「UNITED TOKYO」とのコラボレーションで注目されてきた。ことし創業5年を迎え、リブランディングし、商品展開の幅を広げている。 どのようにして、着物からこれまでにない商品を生み出し、発信しているのだろうか。過去の失敗談とともに、文化的なブランドのつくり方を聞いた。 海外に通用する日本文化から「ビジネスのタネ」を 学生時代はバックパッカーだったが、自らの手で事業を開拓していく起業家に強く憧れていた。東南アジアを中心にヨーロッパなどで旅をしていると、出会った人から「日本のどこから来たの?」と聞かれ「京都」と答えると、いつも盛り上がった。他愛もない会話だが、京都に来てみたい人や日本の伝統的な寺や文化に興味を持っている人が、世界中にたくさんいることを実感した。 「僕自身は、海外に出かけるまで日本の文化に興味がなく、自分にとって当たり前すぎて、生まれ育った京都の良さに全く気づかなかったんです。ただ漠然と子どもの頃から起業したいという夢があり、京都の文化的な側面に目を向けてビジネスのタネを探し始めました」と振り返る。 大学進学後に「3年後に起業をする」と期限を決めて、社会福祉法人の社員として老人ホームのバックオフィスの仕事をしながら、リサーチを始めた。京都では北野天満宮や東寺などで骨董市がさかんに開かれており、外国人観光客の姿も多く見かけた。 そこで田尻が気になったのは、ある露店で着物の帯が山積みになっている様子。そろりそろりと外国人観光客が現れて買っていくのだ。そこですぐ田尻はスマホを片手にグーグル翻訳で「それを買ってどうするの?」と聞いた。 すると相手は「すごいクールでしょ。部屋に飾るんだよ」「この帯はテーブルセンターにするよ」などと胸を張って答えてくれた。なかには、たくさんの帯を抱えて、家族や友人に配るという人も。きっと帰っても着ることはないのだろう。部屋に飾ってみたり、テーブルに置いてみたり。着物そのものを買う人もおり「YouTubeを見て着てみる」と言っていたが、肌襦袢や長襦袢、半衿、腰紐まで揃っている訳ではないだろう。 そうした観察を続けるうちに「海外に需要はあるのに、用途が難しいので自国に帰っても使えるアイテムがあった方がいいのでは」と考えた。一方で地元産業に目を向けると、西陣織や京友禅などの業界が衰退し、下火になっている。このギャップを埋めたいと考え、この分野で起業することを決めた。 伝統を活かし、全く新しいものを生み出す挑戦 着物や帯を使った、どんなアイテムがいいのか。調べていくうちに、シャツや鞄などは見つけたが、シューズは見当たらなかった。「初めて起業する時は、世の中にない商品を生み出したくて、メイドインジャパンの着物を使った靴は見つからなかった。これはひらめきだと思いましたね」と笑う。試作を請け負ってもらえる靴の製造工場やメーカーを探し始めた。 専門家に起業相談をしていた訳でもなく、リサーチ方法は至って単純だ。インターネットで「靴 工場 メーカー」と検索し、出てきた会社に順に電話をかけていった。50社以上電話をかけたが、試作といっても最小ロットで100足や300足以上でなければ難しかったり、メイドインジャパンと言っても途中までは中国生産だったり。起業予定の青年にそもそも全く取り合ってくれない会社も多く、心が折れそうになった。 そんななか、神戸市の小規模な靴の製造工場の社長だけ「面白そうだね」と言ってくれ、着物の生地を持ってプレゼンテーションをしに行った。メーカーにとっても着物でサンダルを作るのは初めて。そもそも着物地は靴にする生地ではないため伸びにくく、手作業と機械で強度を調整したり、裁断時に着物地がほつれないようにするため、試行錯誤を繰り返していった。商品開発にかかったのは1年。職人たちも「ノー」とは言わず、田尻の新しい挑戦に協力してくれた。 今では多い時で月100足を販売するまでに成長した。今春からは、受注拡大ができるように新たに生産体制を整えた。 ・・・・・・・・明日に続く・・・・・ 古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 ---------下記の姉妹ブログ 一度 ご訪問下さい-------------- ・・・・・
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Last updated
2023/05/07 05:30:07 AM
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