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2023/05/08
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★忘備忘却録/きょうの過去帳・
◆ 神憑りに遭った一少女が率いるフランス軍が、海峡の向こうからやって来た野蛮人を撃破しオレルアン市を解放 (1429年) 。◆ オタクの痛い言動・行動を「イタイイタイ病」として公害病に認定 (1963年) 。 ◆ 労働者からも資本家からも疎外されがちなサラリーマンよ団結せよ!とサラリーマン新党が結成される (1983年) 。
【彷徨癖者/如水の愛犬 “ハクとココ”が悲嘆・感嘆 / 令和4年05月08日

海外人気の「着物」をアップサイクル、文化起業家の創業5年物語 =中節=​
=ForbesJapan / スタートアップ /2023.05.04 / 督 あかり | Forbes JAPAN編集部


海外での失敗 国内マーケットで立て直し
田尻は社会人3年目になると、量産体制も整ったため、当初の宣言通り3月末に社会福祉法人を退社し、2018年5月に創業した。ブランド名は「Relier81」。フランス語で結ぶという意味で、81は日
本の国番号。「日本と世界を結ぶ」という思いを込めて、最初はファッションの発信地フランスやイタリアで売ることを考えた。

だが、田尻自身「勉強不足で浅はかだった」と振り返る通り、海外販路を先に開拓する試みは失敗。パリのオペラ座やミラノのドゥオモ前に着物のサンダルを広げて、街ゆく人に声をかけて写真を撮りインスタグラムに投稿(現在は削除)したが、警備員に止められた。

現地でできた知人づてで、創業した年にパリで日本文化を紹介する総合博覧会「Japan Expo」やミラノで国際見本市「HOMI MILANO」に出展する機会も得たが、現地での契約はゼロ。ようやく冷静になり、ファッションとの相性が良いインスタグラムを活用し、まずは日本のマーケットでの認知拡大を目指した。

海外初出展の結果は散々だったが、国内での目算は当たった。インスタグラムで最初に注目されたきっかけは、東京・幡ヶ谷にあった古着屋Caro(現在は山形県の天童市へ移転)から「こういう着物帯でサンダルを作りたい」とダイレクトメッセージがあり、ポップアップを開くことになった。

そこでアパレル業界で有名なブランドディレクターが購入し、Relier81をタグ付けしたことで一気に広がった。そこからUNITED TOKYOのデザイナーにつながり、スクエアサンダルをコラボレーションすることになり、ファッションメディアでも多く取り上げられ、より認知拡大に結びついた。

地場の西陣織メーカーとコラボから得たもの
そんなコラボレーションを展開するなか、地元京都で1960年創業の機屋をルーツにもつ西陣織メーカー「田村屋」から声がかかった。「帯を織る技術があるのに、持て余している」という課題が持ちかけられたのだ。

西陣織の試験織見本である「目出し」が多くあるなか、使い道がないためRelier81のサンダルとしてアップサイクルすることに。中底とヒールに本革を使用。靴職人が一足ずつ丁寧に製作し、2022年春にオンライン販売のほか大阪・阪急うめだ本店で限定販売をした。ポップアップでは、約40種類の目出しから好きな生地を選び、セミオーダーできるようにした。

「当ブランドに興味を持ってくださる方には『西陣織だから』という理由で購入される層はまだまだ少ないのが現状です。ですが、その技術を残していくためにも価値を知ってもらう情報発信や、ファッションとして取り入れやすいように売り出しました」と振り返る。

この伝統産業との本格的なコラボレーションを機に、新たな展開の着想も得た。「織見本や着物の生地見本などは、さまざまな産地に残されたまま使われていないものがたくさんあると思います。そんな日本各地の産地の歴史や職人の手仕事の素晴らしさを伝えるブランドになっていきたいです」
「京都から世界へ」を掲げつつ、これからは日本各地に目を向け、着物地のリサーチを広げるつもりだ。



コロナ禍の廃業と追い風
数々のコラボレーションを経てきたRelier81だが、ブランドが広がったのは、ちょうどコロナ禍に重なる。田尻の周りでも靴の部品を製造する資材屋が倒産するなど、厳しい現実を目の当たりにした。一方で、Relier81にとっては思いがけぬ追い風となった。

コロナ禍では、日本でもアパレル業界が内側に目を向け、SDGsやサステナブルを推進する契機となった。そんな中、米国発の高級セレクトショップ「バーニーズ ニューヨーク」を日本で展開する運営会社のシューズバイヤーが、思うように海外買い付けができないということもあり、日本の着物帯をアップサイクルするRelier81に注目し、セレクトショップやオンライン販売をすることになった。

「予期せぬ事態になった時に、いかに逆風を追い風にできるかが大きな学びとなりました。なかでもアクションが早い企業ほど、勝ち残れることを実感しました。当ブランドの場合、当初からサステナブルなビジネスを展開していたので、外部環境の変化とリンクし、インスタグラムを通じて注目していただけました」

起業から5年。顧客の声からリブランディング
Relier81は5月に、創業から5周年を迎える。これまで着物をアップサイクルしたレディース向けの靴一本に絞ってブランドを展開してきた。特にアパレルのなかでも靴は、仕入れも販売も難しいジャンルだという。だからこそ、田尻にとっては挑戦的で面白かった。

だが、全国のポップアップストアで出会った顧客からは「靴以外のアイテムがあったらいいな」といった声を受けるように。百貨店や取扱店のバイヤーからも「バッグや服など他のアイテムがあった方がリピートにも繋がる」という指摘も受けた。そこで1年前からリブランディングに向けて、日本古来のモノからインスピレーションを受けて、新たなアイテムの商品開発を試みてきた。

今年新たに発表した「FUMIDAI BAG」は、今ではあまり使われなくなった「踏み台」をモチーフにしたデザインにし、好評だ。田尻は徐にこう言った。
「踏み台の真ん中にある丸い穴ってなんで開いてるか分かりますか?」

筆者が少し考えていると、「実はクズ入れだったそうです。踏み台だけでなく、合理的なデザインですよね」と付け足した。「日本で古くから使われていたけれど、埋もれていたモノの良さに気づき、着物と同じように残していけたら」と思いを語る。

これまで女性向けの商品だけ取り扱ってきたが、時代に合わせてユニセックスで男女兼用の開襟シャツ「MICHIYUKI SHIRT」を生み出した。着物の上に着られていた道行(みちゆき)から生まれた一着。これまでサンダルで使用してきた着物帯は伝統的な和柄が多かったが、今回は現代のファッションに馴染むように生地選びの基準も、よりモダンに変えている。

靴はデザインをリニューアルし、以前から人気だったスクエアサンダル「obi square sandals」のほか鼻緒付きのサンダル「hanao sandals」、スクエアミュール「obi square mules」の3種に変更した。(5月1日時点でオンライン販売はスクエアサンダルのみ。そのほかはポップアップのみ展開。)
・・・・・・・・明日に続く・・・・・



古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。  
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Last updated  2023/05/08 05:30:06 AM
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