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カテゴリ:本
「モンスター」は映画化の話があったりと話題になりますが、「モンスター」よりさらに面白いのはこの「20世紀少年」でしょう。周りを見渡してもモンスターほど読者がいないのが非常に残念です。
小学校からずっと仲良しで、大人になってそれぞれコンビニの店長、サラリーマン、そば屋など進路は違ってしまったものの、相変わらず友情は続いている、そんな普通の大人達に起こるとんでもない出来事。 彼らの小学生のときにやったたわいのない遊びが世界滅亡の危機にまで発展してしまうのです。彼らが未来を想像しながら遊びで書いた「よげんの書」通りにロボットが出現し、世界各地にウィルスが撒き散らされる・・・。いったい誰がこんなことをしているのか、彼らが子供の頃に起こった数々の謎はなんだったのか・・・。 過去と現在が交錯しながら、少しずつ、少しずつ謎が明かされると同時に、新たな謎が次々と沸き起こり・・・という感じで、次々読みたくなります。 登場人物がたくさんでてくるのですが、キャラクター設定がすごくうまくて、「いい人」側の登場人物はどの人も好きになる感じ。悪者側のキャラクターにしても好きにはならなくても、うまく描けています。 それに現在17巻目では、かなり未来の話になっちゃっていますが、1巻目では主人公達は30代。身近な年代が主人公というのもうれしいです。 浦沢直樹、ほんとにうまいですね。 ひとつひとつの表情が繊細に描く絵はもちろんのこと、ストーリーが緻密。1巻で起こる謎10何巻目でしか解き明かされないっていうことがたくさんあり、読むうちに「あ、あれはそういうことだったのか」と思い当たってまた1巻目から読みたくなる、そんな感じです。 残念ながらフランス語版は最近第17巻が出たところ。 8月発売と聞いていまかいまかと待っていたら、発売日は8月末でした。 翻訳のピッチはかなり早くて、前巻が出たのは5月。 このままどんどん進んでほしいところですが、日本では今19巻目らしいので、追いついちゃうと今度は次が出るのに時間がかかってしまう・・・。微妙なところです。 普段、マンガなんてと思っている方も、一回読んだらめちゃくちゃはまりますよ~。 *お願い* すでに19巻まで読まれた方で、コメントを下さる方がいらっしゃいましたら、どうか、どうかネタバレのないようよろしくお願いします。 ![]() クリックよろしくお願いします! → ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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