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カテゴリ:歴史
ヨコで読むとは、ある場所で起きている出来事を同じ時代の別の場所を見てみるとやはり同じことが起こっていたり、関連性があるということ。
同じ時代で俯瞰的に世界を見ることで新しい発見がある。 しかし、恐らく学術的に不確かな記述もあるため鵜呑みにするのは注意です。 以下、抜粋します。 ●メソポタミア文明やインダス文明は日本の文化と類似点が多く、日本のルーツが隠されているかもしれない →はんこ文化や、言葉も共通性が見出だせる。 ●中国やインドで自然科学分野のノーベル賞が少ない理由 →中国では、原因よりも応用に関心が向いている。死後の世界にも無関心。 インドでは仏教の考えから、現実世界から解脱することが目標になった。 西欧では自然哲学が隆盛し、「なぜ」を追求する動きが大きくなった。 ●感染症と不作によりローマ帝国は終焉を迎えた →世界的な寒冷による不作と謎の感染症により周辺民族がローマに侵入し、ローマの平和は終わりを告げた。 ●日本のオタ芸とインディアン →アイドルのステージを囲んで踊るオタ芸は民俗学的に見るとシャーマンを囲んで踊る盆踊りに近い。 北米インディアンは日本人と同じモンゴロイド系であり、先祖は近く彼らもまた焚き火を囲んで死者を迎え入れるダンスを踊っていた。 ●環境破壊とウイルス →13世紀、モンゴルがヨーロッパに進出した。 また、中国の雲南地方にある大理国にも侵入した。 大理国にはペスト菌が存在したとされる。 環境破壊により、東欧の森がなくなったことも重なり、モンゴルの侵入がペストを西欧に広めた原因の一つであるという説がある。 ●日本の「銀」(15世紀頃) →スペインが新大陸のボリビアで「ポトシ銀山」を発見。 同じ頃、日本の石見銀山で銀の精練に成功し、日本とスペインは歴史の主役に踊り出た。 ●茶とコーヒー →16世紀以降、ヨーロッパにアジアや新大陸から茶やコーヒーが入ってきた。 特に茶は人気で、イギリスは中国にアヘンを輸出して中国から茶を得ていた。 中国(清)国内でアヘン中毒者が続出し、アヘンの輸入を停止したのがきっかけでアヘン戦争が起こった。 ●コレラ菌 →19世紀前半にコレラ菌が流行。 交通網の発達により感染が拡大した。 ●スペイン風邪 →第一次世界大戦終結後の1918年、新種の感染症が流行した。 世界中で大流行し、最低でも4000万人の人が亡くなったという。 個人的には、アヘン戦争がイギリス鬼畜だなあと思います。 清は国民が倒れてゆくのを危機を感じアヘン輸入停止措置をとったら、イギリスが激怒して戦争。 イギリスが買って香港をゲットした。 アヘン戦争についてはもうちょっと深掘りしようと思っています。 それと、パンデミックは繰り返されるんだなあと思いました。 ヨコで読む大人の世界史 [ 斎藤 整 ] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021年08月17日 12時20分08秒
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