こんにちは♪
本日の1冊はこちら(*'▽')
【内容情報】(出版社より)
夏。衣替えも終え、近づく体育祭に沸き立つ学校。
悠と幼なじみの心愛との距離感は、相変わらずじれったいままだが、少しずつながらも、これまでより前に進むきざしを見せていた。
そんな夏のある日。悠は街で、かつて別れたーーそして、なによりも大切な恋人だった先輩に、とてもよく似た少女と出会い……!?
「先、輩?」
「おにー、ちゃん?」
恋を失ってしまった男の子と、ずっと片思いを続けていた幼なじみの、じれったくて甘くてちょっと切ない、そんな恋物語ーー。
あの日の幻と想い出が、現在と交錯する第二弾!
突然の別れから胸に穴が開き、茫然自失の悠をもう一度立ち上がらせた心愛。
いつになるかはわからないが、もう一度悠に前に進んでもらえるよう心愛の献身は続き・・・
季節は変わり、ジンクスのある体育祭・七夕・・・
そして、「銀河鉄道の夜」をもとに、かつての恋人である『先輩』との最後の邂逅・・・
今巻もまた前の巻に続いて結構切ない話が続きますが、とても甘酸っぱく、もどかしい巻でした。
停滞していた期間に常にそばで支えてくれた幼馴染の心愛に惹かれていく悠ですが、亡くなっても今なお心に居座っている”先輩”に遠慮して先に進めないでします。
心愛自身はもともとあきらめなければならない状況から”いつか”付き合うことができるという状況になったことから悠がもう一度前に進めるようになるまで待つことに決め、長期戦を視野に入れています。
七夕の前に出会ってしまった”先輩”とうり二つの少女。。。
姿が似ているだけならよかったのに、性格や自分と似た部分のある彼女の登場に心愛もまた、心を乱します。
そして、七夕の奇跡なのか『先輩』ともう一度語り合う機会を得た悠は何を思うのか・・・
自分のエゴによってほかの人が傷ついてほしくないと考え遠ざけることに・・・
その行動が逆に相手を傷つけるということになることがあるというのに・・・
結果として心愛と共に前に進むことに・・・ここからようやく前に進みだす二人の関係がどうなるか、是非二人の”未来”に幸あれ。
今回の巻はとても感動的なシーンが多いため、是非読んでみてください。