こんにちは♪
本日の一冊はこちら(*'▽')
内容紹介(出版社より)
とうとう見つけたよ/何を?
「いいですねェ恋。恋はいい。恋ほど女を美しく見せるものはない」
実家への挨拶を兼ねた伊豆旅行。ところが仙波監督の思惑で、ひなたたち中学生組も参加、その場でドキュメンタリー撮影が始まってしまう。
一方、ひなたと明日香の“女の戦い”は加速するばかり。間にはさまれた達也は、ひとり頭を抱えるのだが……?
フィルムに映る少女の恋は、果たして虚構か真実か。
何がとびだすかわからないビックリ箱ーー椿屋ひなたが、ついに世界に解き放たれる。
エモ×尊みラブコメ、“羽化”を迎える第4弾!
幼なじみで教え子で大切な”存在”を取り巻くラブコメ最終巻・・・
まず、今巻が発売されたときに自分が間違えてこの巻を買ったのが始まりでしたが、全巻を読んで買ってよかったと思いました。
基本的に電子書籍で買っているので返品や古本として売ることはできないのでせっかく買ったのだから最初からこの買った巻までちゃんと読もうと・・・もちろん途中でエタったり、思ったよりも面白くなくて後悔することも覚悟してましたが、本作は十分満足いく作品でした。
”大人”に恋をしているからか同世代の学友たちよりも大人びているひなたをめぐる環境は否応なく本人だけでなく周りも巻き込んで変わっていく様子がよくわかります。
ひなたの本音を垣間見たことで一歩を踏み出した達也。
ひなたの本心を同棲の感覚で意識し動き出した明日香。
そして自分の気持ちを表に出すことをせず、準備を進めるひなた。
この三つ巴の恋愛がどのような結末を迎えるのか楽しみな内容でした。
もちろんラストは納得いく人と納得いかない人とう賛否はわかれるとは思いますが、個人的にはいい終わりだと思います。
”中学生”というある意味一番成長する時期を『年上に恋する』ことをうまく絡めつつ素晴らしい作品でした。