|
テーマ:最近観た映画。(38869)
カテゴリ:映画・ドラマ
「マイノリティーリポート」は殺人予知システムについてのお話です。
映画に出てくる殺人予知システムは「プリコグ」と呼ばれています。 プリコグはまだ起こってもいない殺人を予知します。 「プリコグ」に基づきまだ起こっていない殺人を予知します。 結果まだ事件を起こしていない犯人が逮捕されてしまいます。 ディストピア特有のもの凄く賢いシステムですね。 予知でこれから起こる災厄を回避したり。 悪いやつらをあらかじめ排除して安全な社会をつくったり。 昔からあるテーマだと思います。 監督は名匠スチーブン・スピルバーグ監督。 原作はフィリップKディック。 主演はトム・クルーズ。 豪華なメンツです。 破綻したB級映画にはならなさそうなメンツです。 送料無料 【2ケースセット】友桝飲料 クラブソーダ(炭酸水) 500mlペットボトル×24本入×(2ケース) ※北海道・沖縄は配送不可。 映像に関連する部分では特にSFに関する部分などにはとても力が入っていました。 驚きのある映像が沢山出てくるので見ていて飽きませんでした。 うつくしい映像だと思いますが、スピルバーグがうつくしい映像を出してきても何の驚きもありません。 主人公は理不尽な事件で自分の息子を失いました。 大きなダメージから立ち直れていません。 犯罪予知システムの側の人間(刑事)として激しい情熱を持って仕事に取り組んでいます。 「プリコグ」は間違いのない犯罪予知システムだと思われていました。 しかし主人公はシステムのほころびを見てしまいます。 人間はシステムに対して何が出来るかと言うような事がテーマです。 トム・クルーズ演じる主人公にちゃんと感情移入出来たところがよかった。 主人公の子どもは理不尽な事件に巻き込まれて死にました、 苦悩とか喪失感が良く伝わって来るキャラクターでした。 取り返せないものが遭ったりするとぐっと感情移入しやすくなる。 システムが主、人間が従のお話ですが、キャラクターが書き割りのようになっていませんでした。 ちゃんとどこかにいそうな感じになっている。 さすがアメリカの映画だなと私は思いました。 簡単なシステムで犯罪者が犯罪者のあぶり出しと排除が出来ると簡単で良いですよね。 でも上手く行ったためしはありません。 サントリー ほろよい 梅酒ソーダ [缶] 350ml x 48本[2ケース販売] 送料無料※(本州のみ) [サントリー/チューハイ/リキュール/ALC3%/RH8U/日本] ロンブローゾの事を思い出しました。 20世紀初頭まで生きていた学者さんです。 この人が何をしたかというと将来発生する犯罪者を予想しようとしました。 骨相学とか観相学や統計学とかを駆使して予測しようとしていました。 処刑された囚人の頭を解剖したりもしたそうです。 こんなの疑似科学です。 ロンブローゾは犯罪を憎みみんなのために頑張っていたのだと思います。 しかしダメな例として歴史に名を残してしまいました。 犯罪者を予知して治安を保ちたいというのは多くの人が考える事だと思います。 でも相当な配慮と努力があってもむずかしい。 勝手に実行されたら困る話です。 迷惑な欲望なのだと思います。 ニュースなど見ていると同じような例は沢山見ます。 多くの人はこういう問題の根っこを持っているはず。 我慢するとかはたぶん無理なので安全に発散させるようになれば良いと思うのですが。 「マイノリティーリポート」は評価の大変高い映画です。 でも私は出落ちの話だと思うんですよ。 それを最後まで緊張感を持ってみられる作品にするのはすごいです。 また見ることがあればもっと真剣に見たいと思います。 ただ欠点もあります。 どういう所がだめなのかというと、ネーミングがダメ! 殺人予知システムのなまえが「プリコグ」というのは何となく笑ってしまうのでやめて欲しい。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020.11.20 23:15:57
コメント(0) | コメントを書く
[映画・ドラマ] カテゴリの最新記事
|