双極アフィリエイト

ある有名な女性ミュージシャンがいます。
ほかの海外セレブと同じく色んな社会問題に対してメッセージを発しているようです。
たぶんアジア人襲撃でもコメントしていると思いますが、彼女に有効なコメントは出来ないと思います。
「ストップアジアンヘイト」＝「犯罪者にお願いし続けろ」と言い続けるはず。

あまり責めたらかわいそうだけど、彼女はBLM真っ盛りの頃にコメントしていました。
暴動が起こっていた。
オールライブズマター（みんなの命が大切だ）という言葉に彼女は強く反応していました。
黒人の命は緊急性が違うんだ、いまはみんなの命が大切なんて事を行っていられない、みたいなこと。

私はなるほどなと思いました。
よくよく考えて見ると、法律や規則の制定みたいなこと「のみ」を考えるべきだった。
政治家などに働きかけて法律や規則を制定すべきだった。
キング牧師方式のプロテストであって欲しかった。

警官の理不尽な暴力によって失われる黒人の命がなくなれば良いのです。
暴動は必要なかったかもしれない。
ひどい目に合ってきたのだからオールライブスマターにイラッとくる気持ちは何となく分かります。
しかしオールライブスマターが実現されれば警官の理不尽な暴力はなくなるか大幅に減少するはず。

黒人の命は大切ですが、殺されてないやつが暴れて放火とか略奪とか理解出来ません。
色々考えて結論が出たのですが、やられた人がかわいそうとやっぱり思います。
財産がなくなってもう二度と店が開けなくなったり。
従業員とかが失職したり。
家賃が払えなくなればホームレス生活に突入するかもしれません。

全く何の落ち度もないのにですよ？
被害に遭った人には同情が寄せられることがないのが怖い。
自分の心がはれれば他人は踏みつけにして良いのかとちょっと考えてしまう。
アメリカのセレブはとばっちりで職場がなくなった人の支援とかしてない気がします。
大企業だってBLMにはおもねるけど、全然関係ないのに生活の糧を奪われた人を助けてないみたいだし。

制度的なレイシズムがあるとしても暴れて解決する物とはとても思えません。
戦い方が違うのでは？
冷静になれよというセレブはあまりいない。
おもねることしかしない。
ちょっと複雑な気分になってしまいます。

後押しすべきはどの人種も警官に理不尽な殺され方をしない環境の整備です。
暴動ではありません。
また警察予算の発言でもありません。
警察予算の削減がアジア人の襲撃に大きく影響しています。
警察予算をもどせぐらいセレブには言って欲しいのですが、出来ない。

ニューヨーク市警にはアジア人憎悪犯罪対策タスクフォースというものが立ち上がりました。
しかし最近までこのタスクフォースには予算が全く付いていませんでした。
タスクフォースなのに最近まで予算ゼロ。
アジア人襲撃は867％増にという環境の中でやっと予算は付きましたが、すごく少ないと思う。

予算がなかったり、少なかったりする理由はBLMで警察の予算が減らされたからなのです。
クオモ知事とかは勇ましい演説をして得意げにタスクフォースに捜査をさせると言っていました。
良く思われたくて必死なんでしょうけど、予算ゼロの部門に仕事を丸投げする神経がすごいですね！

セレブには社会問題に関心がありますというポーズを見せたいんだと思います。
一見人の命に寄りそっているように見えますが、家を焼かれたり職場が破壊された人には冷淡です。
暴動とかたぶん必要無かった。
警察の予算削減は関係者の自己満足だったし必要無かった。
アジア人が襲撃されやすい、犯人が取り締まりを受けにくい環境を作ってしまった。

でも黒人に好かれたいから警察に予算を戻せとか言わなさそう。
切れやすい暴力犯罪者にお願いしても聞いてくれないでしょう。
アジア人はバカだから「ストップアジアンヘイト」とかなんの有効性もない事をいっときゃいいと思っているのでは。



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