双極アフィリエイト

意見が違うということと語り口が面白いということで見ている政治系YouTuberがいます。
毎日見るという感じではないのですが、刺激的で好きです。

登録者は数万人のYouTuberです。
政治系はなかなか10万行かないみたい。
もちろんリベラル系の人です。

自民党オフィシャルの登録者が8万人ぐらい、公明党オフィシャルが7万6千人ぐらい。
日本共産党も同じぐらいの登録者数ということを考えると一人で数万人はすごいと思います。

はっきりものを言う方で、対象に対する憎悪が伝わってきます。
良いのかなと言うぐらい毎回罵倒してきます。
理知的で実際頭も良いのでしょうが、クセになる下品さがあってたまらない魅力があります。

大学院は卒業している感じなのですが嫌いな相手を乱暴にたたき切ってきます。
みてる人のうっぷんもはれるだろうなと思った。
好かれている理由が分かります。

たたき切るとしても現実は複雑である事が多く、なかなかはっきりした事が言えません。
なかなか一口に語れない事が多いですが彼はやりきってしまう。
良いのかなと私は思ってしまうぐらいいつも激しいです。


前は安倍さんがやり玉に挙がっていました。
もちろんリベラル系だから憎いに決まっている。
憎悪の限りを尽くして、本当にフルパワーで批判していました。

例えば安倍外交は失敗ばかりだという時に出してきた例が、北方領土と拉致被害者です

たとえば北方領土返還に関しては、踏まえておくべき前提条件が無数にあります。
出来たか出来なかったかの0点か100点かで評価して良いのか私は不安になりました。



私は多少ニュースを見る程度です。
前提条件がいろいろある中でプレーヤーとしてどう動いたかという事なのだと思います。
北方領土四島返還に関しては本当にいろいろ面倒くさい。

どういう問題があるか挙げます。

・・・・・・・・
ロシアの内政問題、年金問題またプーチンの地位の低下。
経済問題も色々あります。天然資源価格に関して。将来の天然ガス価格は見通しが良いと思えない。
戦後の経緯に関して、国際社会でいつが終戦と世界に認識されているという事。
四島のうち国際法的に合法とされているものがあるらしい。

そもそも外交と軍事はほぼ一体です。日本は圧倒的に不利な状況です。
絶対取り戻すという世論に全くなってない。総理大臣として取れるアクションには限度がある。
自衛隊の装備も限られています。9条ももちろんある。

ロシアでの位置づけ。四島は安全保障上の要衝で、そう簡単に手放さない。国家存亡の危機なので。
軍事力で持っているのですが、あそこに米軍基地を置かれるとロシアはマズいです。
潜水艦的にもミサイル的にもまじでやばくなる。

カードは金を上げるとか経済援助をするとかのクソみたいなカードがありません。
クリミア問題で無茶なことをしてくる相手なのに、です。
それぐらいちゃんとしろとと思うけど色々やりすぎてオリンピックに行かせてもらえない人達。
何をしてくるか分からない所のある国です。
・・・・・・・・・・・・・

私の頭に浮かんだ前提条件は上記の感じです。

相手は経済的規模と不釣り合いな威圧感を持っている何でもありの国です。
始まる前から足元を見られています。

安倍さんがかりにもし四島を返還させられたなら、誰か別の人が核兵器を廃絶出来ていると思います。


レッテル張りや罵倒をする人は、発言の論拠を注意して見るようにしています。
アメリカやEUの国がクリミアのことを言ってもロシアに聞いて貰えない。
ロシアは核や武力を背景に一切耳を貸しません。
武力なんか事実上一切使えない日本がが、ロシアにいう事簡単に聞いて貰えるとでも？

私は刺激的なことが聞きたいからリベラル系YouTuberの動画を見ています。
他の人は四島が帰ってこなかったから安倍外交は0点という判断基準なのだろうか。
嫌いな政治家を叩きたいのは私も理解出来ます。

いくら何でも世の中を見る尺度がシンプルすぎると私は思うのですが。
いつもすごく新鮮です。



チャンネルに登録してみている沢山の人が同じような考え方なのでしょうか。
もし0か100みたいに単純化して世の中を見ていたら、話通じない感じですよね。
怖い。

学者の人が自信満々に世界を語るYouTubeを見る事があります。
形式論理的に正しいと思うこともあるのですが怖いのです。
学者ではありませんが某政党のYouTube動画など、話し合えばいいと言い切ってしまう。
100％見透かされて大けがをすると思うのですが、「対話」ですべて解決するという方向にいつも行く。

対話で何とかなるなら、国内で対話して自分たちが政権与党になれば良いのです。
対話で何でも可能なはずなのですが。


ただしレッテル張りを多用して断定的な文章を書く方が、読んでいて面白いです。
参考になります。
書き手がきっちりリスクを負っています。
非難をされる事があっても例えバカにされても、書く人が責任を持ち言い切るスタイルが高級なのかも。



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