bracing world blog

皆様、お世話になっております。bracing worldの９月の更新を行いました。

このところ、朝晩は本当に過ごしやすくなり、少々肌寒く感じることさえあります。季節は着実に移ろっていくな、と実感する今日この頃です。盆地では、よく冷え込んだ朝はもやが出ます。その朝もやが太陽に照らされて光り輝くさまは筆舌に尽くしがたい美しさです。今回のトップページにはその朝もやに輝くさわやかな一枚を持ってくることにしました。

今月の特集は、2011年10月初旬に訪れたアルピコ交通(旧松本電気鉄道)と大糸線の高原地帯らしいさわやかな秋の情景です。ほとんどの個所で稲刈りは終わっていましたが、それでも刈り取り間近の黄金の田んぼも見ることができ、コスモスとの絡みや、何といっても北アルプスの美しさなど、本当に撮っていて楽しい、気持ちいい、そんな撮影行であったと心に残っています。

この時の旅で訪れたアルピコ交通の森口駅や新村駅といった古い木造駅舎は、この後、新駅舎が隣に建てられ、旧駅舎はまだ取り壊されてはいませんが、趣きは変わってしまいました。経営の厳しそうなローカル私鉄でしたが、ここ最近は「渕東なぎさ」というキャラクターも登場し、活性化が図られているようです。また、大糸線で撮影することができた国鉄型115系もまた、211系に置き換えが進み、今や風前の灯となっています。わずか３年ではありますが、振り返ってみるといろいろと変わっているこの地域。今年の夏も訪れましたが、いろいろな場所で、撮っておくことの大切さを実感した撮影行でもありました。