さて、残り3球団の簡単な戦力分析を行い、最後に順位を発表します。
ソフトバンク、西武、日本ハムの結果は次の通りです。
2024年の欄の記号の意味は次の通りです。
― : 現状維持
〇 : 戦力アップ
◎ : 戦力大幅アップ
● : 戦力ダウン
●●: 戦力大幅ダウン
では上記3球団について説明していきます。
ソフトバンク :
攻撃力 : 山川とウォ―カ―の加入が大きい。特に山川は本塁打、打点で多大な貢献が予想され、近藤、柳田と合わせ得点力の大幅増加は間違いないだろう。リーグ随一の破壊力抜群の打線である。
投手力 : まず、甲斐野が流出した救援陣だが、その影響は少ないとみる。強力な救援陣は健在だろう。反対に、手薄な先発ローテにスチュワートと板東が加わるだろうが、有原、和田、大関以外は流動的。
総合力 : とにかく破壊力抜群の打線に、強力な救援陣が控えており、接戦の勝率はかなり上がるだろう。
西武 :
攻撃力 : 課題である長打力不足解消のため長距離砲2人を獲得したが、リーグ最下位の得点と本塁打数をどこまで押し上げられるかがポイントとなる。
投手力 : 先発陣はリーグ一番充実している。手薄な中継ぎ陣は甲斐野加入で補強できた。
総合力 : 攻撃力、特に長打力が増すことで、先発投手の好投が勝利につながる機会が増すだろう。Aクラスに入るか否かは攻撃陣の頑張り次第。
日本ハム :
攻撃力 : レイエス加入により、万波、マルティネスと合わせ長距離砲が3人となり、課題の得点力アップが見込める。
投手力 : 先発の上沢が抜けた穴は、加入した山崎とバーヘイゲンでお釣りがくる。中継ぎ陣にはザバラとマーフィーが加入し厚みが増した。
総合力 : 投打ともに積極的な補強を実施し、総合力は確実にアップするだろう。懸念点としては、補強の大部分を新外国人に依存しており、彼らの出来に大きく左右されそう。
そして最後は順位と勝利数です。
今季 (昨季)
1位 ソフトバンク 81勝(65勝)
2位 ロッテ 73勝(70勝)
3位 オリックス 72勝(86勝)
4位 西武 70勝(65勝)
5位 日本ハム 66勝(60勝)
6位 楽天 61勝(70勝)
勝利数は、昨季優勝のオリックスの86勝から、山本と山崎の27勝のうち約半分の13勝は取れると考えてオリックスの勝利数の目途をつけてから、エイヤ―、で決めました。
この予想順位で自分としてまだ迷っている点があるとすれば、3位から5位の順位でしょうか。
リ-グ3連覇中のオリックスは地力があるだけに、優勝は無理でももう少し上に行けるかとか、西武と日本ハムはAクラスに入る可能性があるんでは、とか。
まあ今の段階では補強が有るか無いかでしか判断材料が無いので、その有無である程度は順位が決まってくるのは止むをえないかもしれません。
逆に言えば、補強が上手くいかなければ上の順位は大きく変わるでしょう。
特に補強の重点を外国人選手に頼っているチ-ムほど、チ-ム成績に直結します。昨季はロッテのポランコ以外、外国人選手で目立った活躍をした選手はいなかったように思います。外国人選手の不振で思ったような成績を挙げられなかった球団があったのも事実です。楽天もその一つですが。
という事で、今季順位予想の第1回目は、ソフトバンク1位、楽天ビリ、になりました。
次回はキャンプ終盤、オープン戦が始まるころにしようかなぁ、と考えています。
ここからは蛇足です。
今回は補強の量が一段落し、キャンプ前で補強の質の確認が全くできていない段階での、単なる予想です。今後はこれをべ-スに、キャンプ、オープン戦を通して予想の精度を上げていきたいと思っています。順位なんて絶対に当たるはずはありませんから、100%遊び感覚です。でも面白いですね。
だから、ビリであっても落胆はしていません。これ以上悪くはならないし、上手くいけば上昇しかありませんから。
この前のブログで紹介した記事で、現役名球会の誰かが「優勝は楽天」なんて言っていましたが、その理由が「昨季対戦した時の…」という事で、現時点での戦力補強状況を全く考慮に入れていないんですから、笑ってしまっちゃいました。戦力状況はすっかり変わってしまっているのに。
キャンプが始まれば順位予想が堰を切るように出てくるでしょうが、楽天の今期の予想は昨年の予想を下回ることは間違いないと思います。
何しろ補強らしい補強をしていないし、一方他球団はどこも大補強をしたのですから、そういう予想が多く出ても当然と言えます。
楽天球団には選手補強に回す資金があまりない(?)と言われているので、良い試合をして入場者数を増やし黒字体質にしていかないと、常勝球団なんて夢のまた夢です。
日本ハムは自前のドーム球場を持ったことで、使用料を払わずに済むので選手の補強費が格段に増えたことが今回の大量補強に繋がったようです。今後はソフトバンクに加え日本ハムも積極的にFA補強に乗り出してくるかもしれません。
楽天は今季の補強は最小限に留めましたが、今季後はどうするのか、ファンサ―ビスの充実と入場者数増をどう具体化するのか、楽天が考えるべきことは山積していると思います。
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