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ベルギ-永住ミステリー小僧のブログ

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2024.03.23
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カテゴリ:ベルギ-の日常

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今日は昨日執り行った妻のお葬式と埋葬について書きたいと思います。どうもこのことを書かないと、自分として次に進めないような気がするので…。          
                                               
曇りでもしかすると雨が降るかも、というどんよりとした天気で、気温も10度程度で風が出ていたので気温以上に寒い日でした。ただセレモ二―中に雨が降らなかったのは幸いでした。
セレモ二―開始は11時でしたが、10時過ぎから参列して下さる方々とあいさつを交わしているうちに妻の棺が到着したので、棺が会場に運ばれるのを待ってセレモ二―が始まりました。セレモ二―会場の手配や式次第については娘と息子がすべて執り行ってくれたので、私としては本当に助かりました。
尚、妻の意向をくんで、式のドレスコ-ド(服装規定)は無く、カジュアルな服装(つまり堅苦しいお葬式の黒の服装でなくてもOKということ)でと連絡していたので、私と数人以外はごく普通の服装でした。

ここではそのセレモ二―の内容は述べませんが、会場に設置されたスクリ―ンに妻の写真(50枚以上でしょうか)が映し出された時には思わず見入ってしまいました。
実は2,3日前に子供たちから気に入った妻の写真があったらピックアップして欲しい、と言われていましたが結局何もしませんでした。する気にならなかったというのが正直な気持ちでした。
しかし会場で何枚もの妻の写真を見ていたら、妻と出会った頃の写真や結婚式の写真、日本に旅行した際の写真などを選べばよかったな、などと自分の無気力だったことを棚に上げて一人で吐息をもらしていました。

埋葬後は全ての参列者と抱擁してビズ(Bisous=頬にキスをし合う事)を行いました。
実は前日に娘から、明日のセレモ二―ではいくらでも泣いていいからね、と言われたのですが、正直に言えば涙が出て来ないのではないか、と危惧していたんです。
私はどういう訳か小さい頃から身内のお葬式などにでても泣くことが全くと言っていい程ありませんでした。7年前に長患いの後に亡くなった母の時もそうでした。

しかし式当日は長年会ってはいなかったものの、懐かしい面々と抱擁しながら言葉を交わしていたら涙が嗚咽が出てしまいました。
参列して頂いた人の数は分かりません。ですがフランスから来てもらった人が20人程度ということから、ベルギ-人でその数倍はいましたから全部で60-70人と言ったところでしょうか。
その時まで面識のなかった人やいろいろな理由で抱擁しなかった人を除けば、たぶん50人ほどの人と抱擁しビズをしたことになるでしょう。勿論男女の区別はありません。その中20人くらいの人とはお互い抱擁しながら泣き合ったと思います。随分いろいろな方に温かい言葉や慰めをかけていただき、心が軽くなるのを感じました。                                             

最後の挨拶が終わって会場を後にする人が増えてきたころには、私たちの会話は笑顔に包まれていました。          
               
1時間ほど寒風吹きすさぶ外に立ったままだったので、車に戻った時には体が疲労困ぱいでしたが、一方で気分はちょっとハイになっていたように思います。
何もかもいいセレモ二―だったと思いましたね。

帰る車中で、運転していた娘が「本当に寂しく思うのはこれからだからね」と言った時には、ちょっとハイな気分になっていた自分を恥じたような気がしました。
そうなんですよね、これからが長いというのを一瞬ですが忘れていました。

ただ、この激動の3週間を振り返ってみた時、明日何が起こるかなんて本人の妻はもちろんのこと、我々だって何も分からなかった訳です。そうなんですよね、明日のことなんて誰にもわからないわけだから、やっぱり今日一日を一生懸命に生きていくしかないんですね。一生懸命に生きなくてもいいから、無駄な一日にはしたくない、とは思います。
泣いても笑ってもいいから、自分が納得するような後悔のない生き方ができますように、そう思って自然体で生活していけたらと思っています。


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最終更新日  2024.03.25 00:06:41
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