ライブ鑑賞:サディスティック・ミカ・バンド
いろいろと個人的事情でupが遅くなりましたが、8日(木)に渋谷のNHKホールにてサディスティックミカバンドの再々結成ライブを見てきましたので、感想など書き込みます。朝バンマスKさんを車で迎えにいった。9時半ごろになってしまっただろうか。目標は10時16分高崎発の快速電車だったが、乗り遅れた。とりあえず時間もあるので普通列車に乗車。ゆらりゆられて12時半渋谷到着。まずは腹ごしらえということで、私に改造計画を施したN兄さんがずーっと前に教えてくれた美味しいカレー屋へ久々に足を運ぶことにした。バンマスもカレーは好きだということで快諾。ご案内したわけだ。渋谷の道玄坂を登ると百軒店という路地がある。ラブホと風俗店が乱立する怪しいスポットだ。今日チケットを手配してくれたドラマーIさんがそこの風俗無料案内所から出てきたらどうしようかなどと二人で心配しながら怪しい街へと入っていく。5年ほど前に来た場所に到着すると、今だ閉めずに営業していた。印度料理ムルギー。ひっそりと地味なたたずまいの老舗風なため、あまり気にも留められないようだが、美味いのだ。二人で卵入りムルギーカリーをオーダー。ヒマラヤ山脈を彷彿とさせるライスの盛り付けと独特のスパイシーなルー。色はこげ茶。バンマスも今までに味わったことのない味だと言っていた。美味かったが辛い。バンマスは食いきれずに少し残していた。私は完食したが満腹。一見量は少ないように見える。昔はペロリ平らげていたはずだ。私も歳をとったのか・・次はDISK UNIONへ不要なCDとレコードを売りに行く。私のものよりも妻からお願いされたものが多い。二足三文だった。買い取ってくれないブツもあった。後日ブックオフにでも持っていこう。そして次はLOFTへ。私の愛用時計の電池が切れそうで、誤作動を起こす。これの電池交換。1500円ほどであった。この時点でIさんからメールが入る。3時半に渋谷のHMV3Fで待ち合わせというメッセージ。1時間ほど時間があるため、クアトロへ行ってロックグッズのお店など見て回る。まだ時間に余裕があるため、コーヒーショップで休憩。約束の時間にHMVへ。しばらくたってIさんと無事合流。イシバシ楽器でギターを見る。まだまだ時間がある。ということでHUBというアイリッシュパブのチェーン店に入り、腹ごしらえをして時間を待った。隣に外国人がいた。一人でおとなしく飲んでいたが、他の外国人が入ってくると声をかけ、一緒に飲み始めた。帰りがけにちらっと顔を見たが、どうみても未成年に見える。「ガキが!でけえつらして!ニッポンをなめとんのか!」と一瞬殺意をもよおすが、私も大人(小心者?)。だまって店を出た。NHKホールは満員。しかし40代以上の男性が多い!若い人は少ない。木村カエラ目当てでもっと若い人が多いと思ったが。コアなミカバンドファンはまだまだ多いということか。でも年齢層が高いとはいえ、ストーンズとかのライブとは雰囲気がだいぶ異なる。ストーンズのときは、いかにも「俺は人生をロックに捧げた」という危ない雰囲気の中年ばかりだったが、実に紳士的な、普通の人が多い。私もミカバンドはそうたいしてファンではない。はっきり言えば木村カエラ目当てだった。しかし、事前にニューアルバムや「黒船」などをTSUTAYAからレンタルして勉強しておいたせいか、ライブはなかなか楽しめた。というか、実によかった!バンドが35年前のレコーディング以来、初めてインスト「黒船」メドレーを完奏という実に玄人好みの始まり方をしたのには、メンバーの意気込みというか、伝説のバンドとしてのプライドを感じることができた。巨大な蓮の花のオブジェが天井から現れ、花が開くと、中から木村カエラが登場するというびっくり仰天の演出は、さすが紅白歌合戦の会場だと感心してしまった。始めてみる生のカエラは・・カワイイ。歌もとっても上手い。ドラムの高橋幸宏による打ち込みリズムで、カエラのヴォーカルがのると、とてもいい感じになる。気持ちいい時間だった。 幸宏は久しぶりのドラムのせいか、声援がたくさん飛んでいた。幸宏さんも歳をとったんだなあと痛感。カエラを交えてのサイクリング・ブギ、ピクニック・ブギ、ダンス・ハ・スンダというブギメドレーもノリノリでよかった。しかし一番驚いたのはこの直後のことだ。加藤和彦によるMCで「スペシャルゲストがあります。ニューアルバムに歌詞を提供してくれた。最高のロックンローラー!」と紹介され、出てきたのはなんと奥田民生!高中正義のギターアンプの脇にVOXのAC-30があり、タカナカもAC-30使ってるのか?と思ったが、実は奥田民生用のアンプだったのだ。彼はもちろんホワイトのレスポールJrビグズビー付を持って登場。ニューアルバムからSadistic Twistを共演し、去っていった。本編最後はファンキーな「塀までひとっとび」。アンコールでバンドは呼び戻され、ニューアルバムで私が気に入っていた小原礼の曲「King Fall」が、最初のライブ録音がハードディスクのトラブルで気に入らないとのことで、再録するためもう1回演奏。再びバンドはステージから降りた。で、2ndアンコール、最後は当然この曲「タイムマシンにお願い」。奥田民生も再び登場、高中はステージを降り、客席で弾きまくるというお祭り騒ぎで終わった。4人のサポートミュージシャンがいたが、keyがニール&イライザの堀江博久、パーカッションがスカパラの大森だとわかって、お~金かけてんなーと思った次第。今回のライブ、外タレのライブにも匹敵する8500円という高いチケット代だったが、もとは全然とれた。おつりが出るくらいだ。急いで帰ったが、帰宅は12時になった。翌朝ちょっと大変だった。01墨絵の国へ(イントロ) 02黒船(嘉永六年六月二日) 03黒船(嘉永六年六月三日) 04黒船(嘉永六年六月四日) 05颱風歌 06どんたく 07四季頌歌 08Big-Bang,Bang(愛的相対性理論) 09Tumbleweed 10LastSeason 11Sockernos 12KingFall 13InDeepHurt 14Narkissos 15ブギメドレー(サイクリング・ブギ~ピクニック・ブギ~ダンス・ハ・スンダ) 16SadisticTwist 17アリエヌ共和国 18塀までひとっとび --encore-- 19LowLifeAndHighHeels 20KingFall(ハードディスクのトラブルにより再録音のため再演奏) --encore-- 21タイムマシンにおねがい