3/7 OYA-G ROCKER2010終了
たぶん我々は運がいいんだろう。今年の応募総数は81バンドだったそうだ。本選出場には約10倍の競争率ということになる。そしてThe AcceleratorSは2004年にも出場している。そして今年は11回目の大会。これだけの競争率で2回出ているバンドはそうはいないと思う。さらに運がいいと思えることとしては、我々は落選の経験が無い。そう、2004年と2010年以外の年は応募したことがない。百発百中なのだ。今大会に出て思ったことは、どのバンドもレベルが高く、テクニック的にはどのバンドも我々以上だろう。名前を出してしまって申し訳ないが、@BAMさんなどは本当に素晴らしいオヤジバンドだった。滅茶苦茶上手くて、かつ格好いいのだ。カヴァーアーティストがまた素晴らしく、John Mayerですよ!そう、現代の3大ギタリストと呼ばれるJohn Mayer Trioの素晴らしいカヴァーを披露し、客席で見ていた私はぐいぐいと引き込まれてしまった。実力的には彼らがNo.1に違いないと確信したのだ。でも、なんと@BAMさんはこれまでに5回も応募し、やっと出場できたのだという。彼らの何が足らないというのだろうか。そうレベルも高くはない我々が百発百中2回も出られて、あれほどの実力派、まさにオヤジロックなバンドが落選を重ねての初出場…私には判らない。とにかく、この日、我々は8バンド中3番目に登場。THE WHOのI Can't ExplainとTHE KINKSのMilk Cow Bluesの2曲を演奏した。うち後者は3月14日(日)19:00~19:55のfm-gunmaの特番で放送される。プロ並みの音響と照明いによるステージはやはり違うと感じた。客席にも聞こえやすいだろうし、プレイヤーにとっても最大限の演奏ができる配慮がなされている。その中で、我々は我々なりのやり方で演奏をした。感触としては最高の演奏ができたと思っている。グルーヴを感じたよ。Milk Cow Bluesは最後にBAT MANのテーマを挟み込み、勢い付いた私はエンディングでピート・タウンゼントよろしく右腕をグルグル風車大回転でキメたぜ。おかげで親指から出血し、愛機SGを血で染める。この日の各バンドの感想を簡単に。The Jackson7=いわずもがなThe Jackson5のカヴァー。残念ながら我々は本番の準備で見ることはできなかった。アフロをつけてダンスをきめていた。きっと楽しそうなステージだったんだろうな。半数は20代だそうで、女性も含んでおり、オヤジじゃないけどね。そこはご愛嬌だし、ジャクソンネタはタイムリーで話題性もある。BUCK-TECK=BACK-TICKのカヴァー。これもまだオヤジとは言い難い若いバンドだ。Voさんは29歳だと言っていた。次に本番を控えた我々は舞台袖で見ていた。上手いし格好いい。完コピだ。「いいかい、コピーバンドってのはこういうふうにやるんだぜ」的な自信を感じた。素晴らしいステージだった。バンブー天国=こちらも本番を終えた我々は楽屋で着替えており、見ることはできなかったが、リハと楽屋でのモニターを見た限りでは、そろいのハッピで一見ロックをやるともおもえない田舎のおじさんたちがゆるーく演奏。これはこれで楽しめそうなステージ。でもゆるいとはいえ、さすがは決勝まで出てくるバンドだけあって、演奏は申し分ないレベル。我々とは楽屋が一緒で、待ち時間では楽しくお話を交わした。いい人達でした。まえじバンド=地元桐生のバンドマン有志によるセッションバンドとのこと。この人たちも楽屋が一緒で、3バンドで楽しく時間を過ごした。KUWATA BANDと桑田佳祐のカヴァーを披露。桐生のライブハウスVAROCKのセッションデーで集まる仲間で結成したとのことで、さすがはセッションマンらしく、卓越した演奏力を見せてくれた。地元の応援が多数かけつけていたようで、本日一番の歓声を浴びていた。ちなみに彼らが今年の優勝。ベストオヤジロッカー。@BAM=さきほど軽く触れたので割愛。とにかく素晴らしくて、私は彼らが一番と思った。GONDRAZ=ROGUEのカヴァー。平均年齢41歳とのこと。Voの煽動力は本日ピカイチ。楽しそうだ。そして上手いし、歌に情熱を感じる。いいバンドだと思う。彼らも優勝してもおかしくないなと思ったんだけど。オヤジロッカーだし、実力はあるし、観客へのアピール度もすごく高い。一般には票を集められるバンドだ。でも残念なことに受賞はならなかった。うーんおかしいな、個人的には本日1,2番なんだが…ローズアンドガンゼズ=「LAにはGUNS'N'ROSESという俺達の偽物がいる」と豪語。おもしろい。とにかくおもしろい。パフォーマンス芸としては最高。ガンズ世代の私としては最高に楽しませてもらった。Voのトリプル・アクセル・ローズ氏は本来の所属バンドで昔我々と対バンしたことがあるということだ。(確かに覚えがあるのだが、いつどこで対バンしたのか、残念ながら、記憶があいまい)ゲストバンド 昨年の優勝バンド、Shangri-la。パーソンズのコピー。いやー上手い上手い。本物を見ているようだった。実は80年代にパーソンズ好きだったというバンマスなどは「すごくいい!」を連発。私も見ているうちにVoの女性がジルさんに見えてきたくらいだ。しかしこのバンドもすごく若そうで、2人のギタリストなんかは20代なんじゃないかなと思える。完全オヤジではないけど、実力は最高レベル。さすがは優勝バンドだ。ということで、我々の結果は無冠。周囲からはいろいろな意見をいただく。もっとみんなの知っている曲を演奏しないと…一般投票なんだから応援団をたくさん連れてこないと…お客さんを引きつけるキャッチーな構成、MC、笑いもとらないとね…はい、ありがとうございます。でもどれもできません!(笑)しかしまあ、楽しく過ごせた1日だった。2曲は物足りないが、ライブはやはり楽しい。会場入り前の最終リハで記念写真。本番もこの機材でこなす。これにソロ時ブースターをかますだけ。ほとんど直結!本番前のバンマス&Suzy。腕をグルグル大回転させたら、指から出血し、インレイに飛び散った。拭いても落ちない。