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テーマ:近鉄バファローズ(217)
カテゴリ:野球
元近鉄のエースで通算317勝を挙げ、監督も務めた鈴木啓示氏(68)が、プロ野球新人選手の「教本」になった。
12日の新人研修会で、鈴木氏の現役時に八百長を持ちかけられ、断ったときのやりとりが公開された。 65年入団と入れ替わるように現役を引退した、近鉄の先輩がいた。スナックを経営しており、鈴木氏も出入りしていたが、その店で暴力団関係者を紹介された。 暴「今後投げる試合で手心を加えてくれへんか?」 鈴「そんなことはできません!!」ときっぱり。 半年後、スナック経営者の先輩から「あの方(暴力団関係者)と付き合ってくれ」と再度言われた。 鈴「いっぺん、あんなことを言われた人とは付き合えません。先輩に長い間お世話になりましたけど、先輩との付き合いもやめさせてください。電話もせんといてください」 先輩「付き合ったほうがお前のためになる。野球できへん体になるぞ」 鈴「野球できへん体にされたら、実家の酒屋の商売でも手伝いますわ。その方が八百長やっているよりも、よっぽどましです」 鈴木氏が22歳で24勝を挙げ最多勝を獲得した69年の出来事という。この年、黒い霧事件が明るみに出て、65年新人王の池永正明、プロ同期で65年東映ドラ1の森安敏明らが永久追放処分を受けた。 近鉄から当時のコミッショナーにしっかりと報告され、記録が残っていた。昨年は、巨人の3投手が野球賭博で失格処分を受けた。鈴木氏のリアルな証言に、新人選手たちも思うところがあったはずだ。 さすがは、我らが草魂。なんというか、「らしい」エピソードでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016年01月13日 04時12分15秒
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