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柳居子徒然

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2014.06.23
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 昨日は 祇園町北側の何必館美術館で開催中の北大路魯山人展に出掛けた。 

魯山人の作品は、今迄 折々見る機会が有り、改まって出掛ける事も無いのだが、二人入場できる案内状を貰って、誰か誘ってと思い巡らす内、もう車椅子でしか一歩も歩けない保存桐箱制作の選定技術者(職人さんの人間国宝)前田友齋さんが頭に浮かんだ。 
 魯山人その人を直接知っている人は、銀座の寿司屋『久兵衛』と友齋さんだけという話を聞いていた。前田さんの父君と魯山人は文字通り水魚の交わり 毀誉褒貶の激しかった魯山人が最後に心を預けた人としてその道では つと有名な人である。

 魯山人は今年没後55年を数える。今車椅子の友齋さんは87歳だから魯山人の没年は32歳 30過ぎの若い時の自分の作った作品 友箱を見る機会が作れたらと思って前田翁を誘った次第。余程心待ちしていたのか 約束の午前11時の10分前に誘いに行ったら、既に車椅子に乗って表で待機していた。


 一寸耳が遠くなって 足がいう事聞かなくなった以外は元気な翁は、往路タクシーの中で『鴨川の橋渡るのは久しぶりや』という。行く先の魯山人展にも心躍るのであろう 翁の店の暖簾は魯山人筆の『御指物師』と染め上げてあるし 何より『魯山人がなぁ・・・・・』という話を若い時から耳に胼胝が出来る程聞いている柳居子には翁の胸中がよく判るのだ、最近でこそ口数が少なくなったのだが、『文化庁のバカモンが』と。次から次に出てくる担当のお役人に、同じことを繰り返し一から喋らねばならない事が、職人さんには『バカヤロー』になるのだ

 

 展観会場 何必館は、二階・三階間はエレベーター止まらず展示物を見る事が出来なかったし 大勢の入館者で込み合っていて 館長梶川氏には 桐箱を見せて頂く手配をしたが遠慮した。それでも良し 

 

 祇園から自宅まで車椅子押してゆっくり 途中でイノダコーヒーに寄って自宅の手前で、旧知の文化庁にいた事もある 藤本孝一氏に出会う。『文化庁に居りました藤本でございます』と挨拶受けて 『足の具合が悪くてなぁ-』と一言 弱ったとは言わぬ 『今日は文化庁にも会いましたなぁ』というと『ほんまや、今日は楽しい思いをさせて貰ろて すんまへん 有難う』 滅多にそういう言葉を発しない人の一言は、良い事をしたと思う一日だつた。 後 寺町の画廊で開催 神戸の友人出展の絵画展に出掛け 夜は「おばんざい」の会 最近は休日ほど忙しい。








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Last updated  2014.06.23 10:31:08
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