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カテゴリ:沖縄
沖縄の本土復帰記念日が近いためか、沖縄ローカル局の独自制作番組がちらほら放送される。19時台の放送にしては硬い「続・水どぅ宝」は、沖縄テレビでの放送。続と言うことは正編もあったのだろうけど、未見だと思う。正編はギャラクシー賞とかも受賞したそうだけど、沖縄の水の問題を取り上げた番組は、他局も含めていくつかあったもので・・・
この番組ではアメリカの事例、取材も多く取り入れられている。「ダークウォーターズ」という映画にもなっているのはウエストヴァージニア州での仏デュポン社の化学物質による水質汚染を描いているようだけど、こちらではミネソタ州。家族が次々癌で倒れ、告発した20歳の女性も直後に死亡。こんなに明からさまに症状が出るとは、一体どのくらいの濃度だったのだろう。ほとんど水俣病並の汚染が現代のアメリカで横行していたと言うのが衝撃的だ。 翻って日本、沖縄は、米軍基地による水質と土壌の汚染がかねてから指摘されていた。市民団体がカンパで集めた資金で、2022年に住民の血液検査が実施され、米軍基地に隣接する地域住民の血液からは、PFASが基準値を超えた濃度で検出された。基地に原因が起因することは明らかなのに・・・ 一方で、日本各地からもPFASの濃度の高い水は検知されている。日本には明確な基準値がないため、これまで野放しになってきたのが沖縄の問題を機に明るみになった形だ。自分も沖縄の水道水は10年近く飲み続けてきた。部屋のある那覇市中心部は、基地には隣接しない西原の浄水場からの水なのだろうと思っていたのだけど、どうやら問題の北谷浄水場からのものと知って、慌ててウォーターサーバーを導入したのが数年前。今や遅し、一番の貧乏県である沖縄が、飲み水に余分な費用をかけなければならない現実がある。 子供たちに安全な水を供給すべく立ち上がった主婦たち。日米地位協定の壁は厚いながらも奮闘する。問題が認知されるようになって以降、沖縄県がPFASの対策のために費やした費用は300億円を超えるという・・・正編と被っている内容も多かったみたいだけど、この問題は尚も継続している。正編でもナレーターは津嘉山正種だったようだが、少々滑舌に問題が出てきているかな、少し聞き取りづらい部分もあった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024年05月15日 23時33分12秒
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