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2009.09.02
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カテゴリ:シンガポール生活
ShoesimageCC


8月30日未明、シンガポールのチャンギエアポート飛行機で、純度の高いヘロイン2キロ(末端価格 A$600,000 ($720,000))をオーストラリアに密輸しようとした8人(うち3人が韓国人、ネパール人5人)が逮捕されたそうです。
(写真は、韓国人の運び屋3人が靴の中に隠し持っていたとされるヘロイン2キロ)

この韓国人3人は麻薬の運び屋で、29日にシンガポールに入国しホテルにチェックイン後、ネパール人の売人とその共犯者数人と接触。

30日にタクシーにてそれぞれチャンギエアポートへ向かい(韓国人3人、ネパール人3人)、ターミナル3にて靴の中に隠し持ったヘロインが見つかりあえなく御用。
残り二人のネパール人はホテルとアパートで逮捕されたそうです。
もしこれらの規制薬物で有罪になった場合、この8名は間違いなく死刑になるそうです。
News ソースはこちら Today

また、なんとこのネパール人の売人は陸路でヘロインをシンガポールに持ち込んでいたとか。
麻薬犯罪に対しては大変厳しいシンガポールにおいて、良く今まで捕まらなかったなあ・・・と。

逮捕された韓国人は、麻薬をオーストラリアに密輸する際、シンガポール経由だと簡単に持ち込めるとふんだ・・・・と供述しているそうです。。。

麻薬に対しては極刑(死刑)が適用されるシンガポール、それは旅行者であっても例外ではありません(注1)
本人が麻薬と認識していなくても(麻薬と知らずに、また知らない間に荷物に入れられてしまった場合でも)、同様です。

(注1)
1994年から1999年にかけての統計では人口百万あたり13.57回の死刑が執行されており、正確な統計がある国としては最も高い(世界最多はサウジアラビアか中国と言われているが正確な数値が不明)。
貿易を主産業とするシンガポールでは特に麻薬関連での外国人死刑囚の数が多く、オーストラリアなど死刑廃止国の人間が死刑になると外交問題へ発展する事例が数多くある。一時期は外国人でも死刑を強行していたが、最近は執行停止したり減免する傾向にある。


****

日本では今、芸能人の麻薬がらみのニュースで騒然となっていますが、外国で知らず知らずにうちに荷物に入れられ勝手に運び屋にされてしまうケースもありますので、旅行者の方はくれぐれもご注意を。

さて、ここからが本題(?)

麻薬で御用になったら、まず死刑は間違いない・・・と言われているシンガポール。
麻薬の密輸に関しては
  アヘン1200グラム以上
  モルヒネ30グラム以上
  ヘロイン15グラム以上
  コカイン30グラム以上
  大麻500グラム
で、死刑が確定、もちろん 麻薬の製造も死刑だそう。
シンガポールは他の諸外国に比べると、死刑執行の数が多いそうです。(シンガポール政府は死刑の公式統計を発表していませんが、フランス通信社が2003年に発表した物でアムネスティ・インターナショナルによって作成された統計があります。)
また、麻薬がらみの他にも死刑が適用される犯罪は以下の通り。
* 政府に対して戦争を起こす
* 大統領命令違反
* 暴動による殺人
* 海賊行為による殺人
* 無実の人間を死刑にする偽証
* 誘拐殺人
* 強盗殺人
銃火器を売買目的で所持


そして

ここシンガポールには、伝説のハングマン(死刑執行人)がいるそうです。

彼の名は、Darshan Singh(1932~) ダルシャナ・シン

1959年に引退した前任者のシーモア(Seymour)の後任として、死刑執行人に就任。
彼は今までに850人以上の死刑囚を絞首刑にしたと言われているそうです。
1日にわずか3時間で18人を絞首刑にした記録を持つただ一人のハングマンと言われ、彼は死刑を執行するたびにS$400(US$281)の報酬を受け取ったそうです。
彼はまた、90分以内に7人を絞首刑にした最も速いハングマンであるという経歴を持っているそうです。


He had the job of speaking the last words to every person condemned to hang which were: "I am going to send you to a better place than this. God bless you."

彼は絞首刑に処される全ての死刑囚に対して「 "I am going to send you to a better place than this. God bless you." 「あなたをここよりも良い場所に送ってあげましょう。神の御加護がありますように」という最後の言葉をかけるそうです。

彼はもともとはシーク教徒でしたが、マレー半島出身の妻と結婚したときに改宗し、イスラム教徒となったそうです。
彼は死刑が「完全な更正」をもたらすと信じており、「私は彼らの性格(人格)を異なるものに変えているのです、なぜなら、私は再生を信じています。そして、彼らは来世ではより良い人間に生まれ変わるのです(イスラム教が信念を再生に含まないことに注意すべき)」と言う信念を持っているとか。。。

また、

ハングマンという職業がら、いろいろと苦労も多かった様です。
最初の妻が彼の仕事について知った時、最初の結婚生活が破綻してしまったそうです。
しかし今では、別の女性と再婚して3人の養子と共に暮らしているそうです。

(以上、Wikipedia Darshan Singh より

なお、当サイトは死刑制度及び 死刑執行人、そしてDarshan Singh を賞賛・批判・中傷する目的は一切ありません。

また、Darshan Singh の発言の中に一部不適切と判断したものあり、ご紹介していない関連報道もあります。ご了承ください。






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最終更新日  2009.09.02 14:10:45
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