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カテゴリ:本、講演で学んだこと
「水は答えを知っている」江本 勝著 サンマーク出版
雪の結晶というのはよく聞きますが、水にも結晶ができるんだそうです。水が凍るとき、水の分子は整然と連なって結晶格子をつくります。これが6角形の構造となって安定し成長すると水の結晶となります。ところが、自然とは違う情報がもたらされると、きれいな6角形が形成されません。 自然の湧き水が、それはきれいな結晶を作るのに対して、塩素で消毒された水道水は結晶ができません。見るも無残な形となってしまいます。 そして、結晶の実験はさらに興味深い方向へと進みます。 水に「ありがとう」という文字を見せたり、美しい音楽を聞かせると、きれいな結晶ができ、「ばかやろう」ということばを浴びせたり、ヘビメタの音楽を聞かせると、結晶を結ばないというのです。 また、テレビ、携帯電話、パソコンなど、電磁波が出ているもののそばに置いた水も結晶ができませんでした。 これらの様子がたくさんの結晶写真で紹介され、水の不思議さを思い知りました。 水なんて、多少のおいしい、まずいはあっても、本質的には同じだと思っていた私にとって、この本は驚きの連続でした。 そもそも、人間の体は70%が水でできています。 私たちが、健康で幸せな人生を送るには、どうすればよいのでしょうか? それは体の70%を占めている水をきれいにすれば良いのです。 川は流れているから、清らかな水を保ち続けることができます。たまってよどむこと、それは水にとって死を意味します。水は循環しなくてはいけないのです。 健康を害する人の多くは体内の水、すなわち血液が滞ることが問題なのです。 血液が滞るのはなぜでしょうか? それは感情がとどこおってしまうからだと考えられます。 楽しくわくわくしながら生きていると体の調子も良くなり、悩みや悲しみに打ちひしがれていると、体調もすぐれません。 感情がいきいきと流れているとき、どんな人も幸福に満ち溢れ、体も健康になります。 よどまず、とどこおらず、流れていること。これが人間にとって一番大切なことだと著者は言っています。 結晶の不思議から、水のさまざまな性質に触れ、さらに、人間はどのように生きたらよいかというヒントまで導いてくれる、すばらしい本に出会えたことに感謝しています。 この本はまだまだ、奥が深く、今の私の心に響く言葉がたくさんありました。 今後、少しずつ紹介していきたいと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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