『盲目のヨシノリ先生~光を失って心が見えた~』
24時間テレビに興味はないけど、ドラマだけは見ようと思って。9時頃にチャンネルを合わせたら、羽生結弦くんがいた。なんでも被災者に結びつけ、感動を押しつけるナレーションが嫌でチャンネルを変えた。羽生くんのすべりは見たかったんだけどな・・・。ドラマは、盲目の先生。私は、見えなくなることに恐怖を感じている。覚えたり、確かめたり、情報の多くを視覚に頼っているから、それを失ったら、どうしたらいいかわからない。がんとか病気の痛みなら戦える気がするし、治らないなら死んで終わるから期間が限られていると思える気がするんだけど、目が見えなくて、他は元気で、その後も普通に生きていかなければいけないって・・・。ヨシノリ先生(加藤シゲアキ)が光を失って、気力も失って、ひきこもり状態で。そんなとき、小さな子どもを3人も抱えて、働きながら、一人戦っていた妻(沢尻エリカ)はすごく大変だっただろうなと思う。自分だけ何故こんなに耐えなきゃいけないのかって、つらかったと思う。夫が病気になったのはしょうがない。夫が絶望してるのもわかる。だけど、話しかけても反応もなく、心の支えにもなってくれない。何のために一緒にいるのか?甘えだよなぁ。病気に甘えてる。どんな状況だって、何もできない、なんてことはたぶん、ない。そう思えた。がんばって前に進んでいるヨシノリ先生は、輝いていると思ったから。