『姉の結婚(2)』西炯子
楽しみに待っていた円熟期(笑)の西さん連載の続き。そうか、実は奔放な女だったか、図書館司書。いやはや。アラフォー間近とはいえ、独り身で結婚をあきらめた女はこうまで奔放になるのか。完全に愛人ごっこを楽しんでいるように見える。でも、この心療内科の先生がまだ得体が知れない。ちょっと思った方向と違うベクトルにいっちゃって、ついていけない自分。なんか昼メロチックなんですけど。前の、大学教授と理科系キャリアウーマン(ドロップアウト中)の話のときはさ、二人の出自がはっきりしてて、考え方もよくわかったんだけど、今回のキャラには誰にも思い入れできないんだよなあ。なんとなくヒロインの東京時代になんかありそうな気がするんだけど。あと、西さんの作品に時折出てくる足フェチな男子とか、幼少時オデブでイケてなかった先生とか、おかしなハーフの小説家(18禁モノ)とか、そこに群がる中学女子とかの話も最近読んだけど、どんどん俗化しながらアブナい方向へ行っているような気がする。ところで西さんのエッセイ集、同じように平台に並んでいたのに、コミックスとほぼ同じ装丁&イラストだったのでずっとスルーしてたわ。今日買ってきた。これから読む。