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カテゴリ:少女マンガ系
『心霊探偵八雲(1)(2)』都戸利津 錦糸町駅前に4月、某韓国財閥系(日本では菓子メーカー)のホテルが出来て、なんとそのなかにツタヤとブックオフが入っている。どんだけカジュアル路線なんだ。でも1Fにはショコラティエブティック(というのかな?)が入っていて、行列ができていた。○ッテのチョコだよ? なのに行列? でも錦糸町には小さなブックオフしかなかったので、ワンフロアを占拠した大型(といっても都内基準だけど)のブックオフはうれしい。最近は数ヶ月に1回くらいしか古書店には行かなくなったけど、新規オープン時には思わぬ拾い物があることがある。 絶版になっている木原さんの小説も、まんだらけみたいにプレミアム価格をつけるでもなく普通の価格設定で売っていて驚いたことがあった。今回見つけたのは「HOME」。これも未読で、長らくブックオフでもみかけなかった作品。それよりもっとすごいもの見つけちゃった。「星の時計のLiddel」。全3巻のうち2、3巻だけだけど、1冊500円だった。うっわー懐かしい!そしてびっくり!状態もいいし、これは宝物だわ。 で、ついでといっては失礼だけど、新刊書店で長らく平積みになっていて、気になっていた作品の1、2巻を買ってみる。いつも行く新刊書店では、ずっと少年誌のコーナーにあった気がして、少年漫画系だと思っていたら、花ゆめ連載だった。A6で出るのはそう多くないので、まさか花ゆめだとは思わなかったけど、考えたら「花とゆめ」って初期からこうしたミステリ仕立ての作品を掲載しているよね。ロマンティック仕立てあり、学園ミステリあり、神谷悠さんのシリーズも好きだった。で、花ゆめじゃないけど、Lalaでは樹なつみさんの「八雲立つ」があるし、ずいぶんいろいろかぶるんだけど、人気シリーズらしいので、とりあえずお手軽にぶこふ調達で読んでみる。 へええ~大学生というか、キャンパスライフを舞台にしているのね。「見える」主人公が八雲くんで、そのうちくっつくと思われる同じ大学の女子学生が事件をもってくる、という図式だった。八雲の生い立ちが複雑だったり、片目が赤くて、どうやらそれが霊が見える能力を表していたりと、ありがちな設定だけど、比較的頭身の高い絵柄と、登場人物が普通っぽくて、過剰に子供っぽくも万能でもないところが好感が持てる。事件そのものは、単に成仏できない霊の原因をさぐって浄化させる、という程度のもので、謎解きを楽しむ類のものではないけど、主役二人の性格設定がしっかりしているので、安心して読めるのだった。 これ、もしかして少年誌(というか青年誌というか)コーナーでも売れている、ということなのかな。漫画雑誌はすでに男女の区分けのないものが増えてきたけど、こういう作品もどちらにも受け入れられるような気がする。これでアクションの割合が増えると男子向きで、恋愛要素が高まると女子向け、とか。そんな単純じゃないかな。 あ、なんだこれ、原作付きなのね。どうりでほころびがないと思った。でも私が安心して読めるってことは、古臭い感覚なのかもしれないんだけどな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.05.16 15:42:47
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