このワインは、生産本数2900本のみの希少なキュヴェなんだそうです。少し茶色がかった深いきらめきを見せる濃い山吹色。
グラスに近づくと、たくさんのひねた香りの中に甘い香りが見え隠れしています。
むむ、ちょっと飲み頃過ぎちゃったかな~、と少々心配に。
でも、飲んでみると、そんなにひねた香りが気にならなく、美味しい味わいにほっと一安心です。
ミネラルたっぷり、蜂蜜の甘い香りたっぷりで、その中に、レモン、白い花、バニラ、ライム、アプリコットジャム、コンポートした白桃、よく熟したオレンジの香りがします。
とろりとした舌触り。
余韻がとても長い鋭い酸味が、蜂蜜のような濃厚な甘味を引き締めているので、たっぷりと甘さがあるわりにさっぱりと優しい甘さの印象になっています。
よく熟した濃厚な果実味たっぷりで、ふっくらとして豊かで優しい味わいのなかなか美味しいワインです。
常温で飲んでみたのですが、常温でも十分美味しいです。
鯛の握り寿司は、ちょっと乾いちゃってましたが、ぷりぷりの身がとても美味しく、やっぱり近所のスーパーの寿司とは違うね~、と思う美味しさ。握りたてだったらもっと美味しかったでしょうね。
飛騨牛押し寿司は、美味しいけれど、飛騨牛なら寿司にせず焼いたりしゃぶしゃぶにしたりそのまま食べたかったな~、とちょっと思ってしまいました。
さて、寿司との相性ですが、ワインの酸味と甘味がしゃりの酸味と甘味に仲良く寄り添って、とても良いマリアージュです。
もちろん、鯛とも合うし、ガリともぴったり、飛騨牛押し寿司にもぴったりと、みんなと美味しい相性を見せてくれます。う~ん、素晴らしい♪ヽ( ´¬`)ノ
ヴィラ・アンティノリと飛騨牛を合わせてみたら、そのままではぜんぜん合ってませんでしたが、特製ダレをつけて合わせてみると、とてもいい感じの相性に。(*'o'*)
特製ダレと酢飯の酢が合わさってバルサミコに似た感じになったので、相性が良くなったのでしょうか。
しかし、特製ダレはイタリアワインとの橋渡しになってくれましたが、お寿司自体の味としては、つけないほうが美味しかったです。(^^;
さてさて、今日はアスティを送ったあと、ちょいと近所をぶらりと散歩してきました。花がたくさん咲いているこの季節の散歩は楽しいですね♪